コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 3丁目の泉さん ! . ( No.16 )
- 日時: 2011/09/15 18:37
- 名前: るな.. ◆Runa.IU3P6 (ID: 5RAlDtaS)
【 @04 】
「はい、出席を取るぞー」
先ほどから時間がたち、今はHRの時間。
その事を書かなかったのは作者がめんどくさかったからですよはい。
絢音が呼ばれるのは14番目です。それまでちょびっとだけ時間があるので、絢音は人間観察。
いつも頭がジョリジョリな西田君。ツインテールの雪平さん。
茶髪の室井君。そして至って普通な武鍋さん。
うん、今日も変わりはありません。
「泉」
あ、呼ばれました。
「はい」
いつも通りに答えます。やっぱり4人ぐらい観察をすると呼ばれるんだなーと絢音は考える。
「でも、もう全員覚えたし…面白くなくなってきた」
絢音がボソッ。その時ちょうど、28人目の女子生徒が返事をした。
「はーい、皆さん。今日は転校生が居ますよ!」
おー、とそこらじゅうがわく。
転、校、生…
「興味ない」
と、絢音。グースカ。
おいおいそんな白昼堂々しかも教室で鼾かいて寝るな。
「先生、男?女?」
「今回は、女の子が聞いて喜ぶイケメン男子!」
「きゃあああ!イケメン?!」
「やったああっ」
「何だよ…」
と、クラス中の女子が黄色い声援。
絢音、遊架、瑚鳥以外。
え?もちろんすずは誰より大声ですよ。彼氏いない歴14年ですから。まあ絢音も遊架も瑚鳥もいませんですがね。
「あー…でも…」
「でも!?」
「ちょっと、変と言うか…おっちょこちょい?
ちょっとじゃないな。ウルトラスーパーおっちょこちょい」
ウルトラスーパーおっちょこちょい。
うるとらすーぱーオッチョコチョイ。
……うるとらそうるっ!はあいっ!
まあそんなこと言われても絢音は無関心。
寝てます。はい。
「では、石崎 優汰くん!入ってきてくださいっ」
「はい…ぐわっ ガラガッシャーン
…え?
「いててて…んぎゃっ! ドンガラッシャーン
…ぬ?
「し、失礼しまぐわっ ガラガラガターン
………。
「う、うるさい」
さすがに絢音も起きます。
何やってんの転校生。て言うか廊下に何置いてんの?
これには絢音も興味が少しわきました。
こんな音を立てるとは見事なおっちょこちょいだな…と。
「し、失礼します…」
「………」
クラス、沈★黙。
バケツかぶってるし雑巾肩にかかってるしなぜかズボンに絵の具ついてるし。
転校生なので笑っていいのかわからん。なので沈★黙。
「い…石崎、優汰です。よろしくお願いします…」
…なんか、変な人が来ました。