コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 3丁目の泉さん ! . ( No.21 )
- 日時: 2011/09/17 14:51
- 名前: るな.. ◆Runa.IU3P6 (ID: 5RAlDtaS)
【 @09 】〜 新章突入 >>04 〜
※ 絢音さんの恋 という章なのに
なぜか初めに【 海音目線 】
「…絢音、入んぞ」
「…海、音?どしたの」
俺はノックをして絢音の部屋に入った。
理由?なんとなく。 会いたかったから。
絢音は風呂あがりらしく、色気が増していた。
…って、俺変態かよ。つーか双子の姉にそんなこと思う俺とかまじありえねえし。
「?なあに、何かよう?」
「えっ、いやあの…」
"なあに"とか…間に"あ"、入れんなっつーの!
え?なぜかって?
(可愛いから、だよ)
もう9話目で気づいた方もいるだろうか。
俺には彼女はいるが、別に好きだから付き合っているんじゃない。
俺の本当の好きな女は…
「…絢音ってさ」
「ん」
「男に興味、あんの?」
そう聞くと絢音はいきなり咳き込んだ。
なにこの反応萌える。( おい )
「な、んで?」
「え、いやなんとなく。
興味あんの?」
「ううん。別に…」
「そ、か」
俺は少しホッとした。絢音のこの様子からは、クラスの男子と
"付き合う"と言うことはなさそうだ。
「あ、でも」
ビクッ、と俺の肩が跳ねた。
つけたすなよ。"興味ない"で終わらせてくれよ。
「きょう、転校生来たじゃん」
「ああ」
「その人、なんか面白そうって、興味でた」
「…」
面白そう、って。
こういう場合、どう反応したらいいんだろう。
そう考えていると、座っていた絢音が下から俺を覗きこんできた
いわゆる
「海音?大丈夫か?」
爆発的破壊能力がある、上目づかいだ。
これで涙目だったら俺もう理性ねえな。
「大丈夫だよ。じゃあ、俺もう戻るわ」
「そう。て言うか結局何しに来たのだ弟よ」
…弟、か。
「——…何でもねえよばばあ」
「ばばあじゃないし」
俺にはやっぱ、"弟"と言うポジションがいいみたい。
しばらく理性、隠しとくか。
-
【 絢音目線 】
何なんだ海音。いきなり男に興味あるのか、って。
男自体には興味ない。ただあの面白い人が気になるだけで。
同類だからだろうなと自分で認める哀れな主人公。
でも、海音なんかさっき、様子おかしくなかったか?
顔も赤かったし、途中少し怒ってるように見えたし。
わたし、何かしたか?
(してないけど無意識にしてるんだよと意味分からないつぶやきを残す作者はほっといて結構です)
無理に恋なんてしなくていいだろ。
したい人が気になる人に勝手に恋心を持てばいい。
…ん?"気になる"?
わたしさっきどっかで、気になるって使わなかったか?
まあ、いいや。