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　【 ＠12 】



「……ただいま」
「あ、お帰り絢音…って、何か暗くない?」
「そお?いつもこーいう感じじゃない」
「うん、まあそうだけど…」

あ、そうだ。キャンプの事いわないと。
…何故だろう。なんか自分の気持ちが分からない。わたしは何を思っているんだろう。
ああああ教えてマツコオオオオオオオオオ!!!!
(マツコ・デ○ックスは何もできないよ)

「あのね、理兄」
「うん?」
「来週の土日、すず達とキャンプ行くことになっ」
「許さん」

やっぱり。

「あっ、あの、話を聞いて…」
「駄目だ。絶対駄目だ。知ってるか?今は女の子同士でも色々すんだぞ」
「理兄おちついて」
「それを世の中では何て言うか知ってるか?」
「理兄、もう駄目!規約に書いてあることは守んないと駄目だよ」
「え、ああ…」

糞理兄、俺を悪者にする気か?ああ?ざけんな(おい)

「あの、良かったら皆もどうだって」
「皆って?」
「理兄と、海音と和音」
「よころんで!」

あ、顔が変わった。

「だったらいいよ!四六時中絢音をみはるから!パラダイスっ」


このシスコン、此処まで来たら凄いとしか言いようがないんじゃないか?


「で、あの…クラスの皆も来る」
「俺と絢音を同じテントにしてくれたら大丈夫っ」
「え、いやわたしすず達とがいい」

「——…」

あ、今の駄目だったか。

「…しょうがない、いいぞ」

あ、なんだよかった。

「ありがとう、理兄」
「はいはい。特別だぞ。じゃあもうすぐご飯出来るから手伝ってくれるか?」
「うん」

とりあえずキャンプは行ける事になったよ。
…ちょっと気になることは、あるけれど。