コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 3丁目の泉さん ! 【オリキャラ募集】 ( No.51 )
- 日時: 2011/09/23 13:22
- 名前: るな.. ◆Runa.IU3P6 (ID: 5RAlDtaS)
【 @14 】
その日の夜、絢音は自分の部屋で考えた。このままでいいのだろうかと。海音の事は何も知らないし、あっちがわたしの事を知っているのかも分からない。お互い14年間も共に生きているのだから、まるっきり知らないわけでもない。
そう言えば海音、この前彼女連れてきてた。でもあれっきり来ていないし、て言うか来る気配は一方にない。
「これは、チャンス」
双子の弟の彼女ぐらい、知っててもおかしくないよねと、絢音は部屋を出て海音の部屋に向かった。
(大丈夫。これをきっかけに、海音の事を知ればいいんだ
大丈夫。わたしは人間観察が趣味。皆みたいに海音を見ればいい
そう、あの人みたいに)
そう言って何度も大丈夫と、絢音は自分に言い聞かせた。
…って何か、今回真面目路線じゃないか?つまんなーい(お前は出てくるな)
-
【 @海音目線 】
コンコンと扉をたたく音が海音の部屋に響いた。
誰だよ、和音?理音か?それとも…
「…誰」
「……絢音」
ドキッ、と心臓が鳴る。確か絢音は風呂に入ってたからパジャマだ。あのパジャマ、脱がせやすそう…って、黙れ自分!
て言うか絢音も絢音だよな。こんな夜に(…て言うか9時だけど。まあ夜だ!)男の部屋に来るとか、双子だからって安心してんだろうな。
俺だって、年頃で。色々考えるのに。いや、考えてるのに。
「海音?入っても、いい?」
「え、あ、ああうん!」
駄目だ。絢音の前では理性は捨てないと。
いくら好きだからって、家族なんだから。
-
【 @リターン、絢音目線! 】
海音が居る事を確かめ、絢音は部屋に入る。本当絢音さん無防備ですねだから海音が困るんですよあいつもムラムラしてるんですよ、え?(逆ギレ
「何か用?」
「あ、えーと」
まさかいきなり彼女の事聞けるわけないし…。
え、えーと
「キャ、キャンプさ、友達連れてきていいって」
「? うん、でも友達のほとんどはクラスにいるから…
クラスの奴らも行くんだろ?」
そ、そうだよ!海音の彼女も同じクラスなんだった…
う、うう…どうしよ。
もう、直球で聞くしかない。
「あのさ、海音」
「ん?」
「彼女さ、もう連れてこないの?」
…これは直球過ぎたか?
「はあ?」
「え、いやえーと」
海音、ちょっと怒ってないか…?
「何でそれを絢音が聞くんだよ。
……別に、どうだっていいだろ?」
…どうだって、いい。
……そうか。そうなのか。
海音にとってわたしは、そう言う立場だったのか
「姉として。双子の弟の彼女のことぐらい、
知ってても、いいかなって…」
どうしよう。
此処に、居たくない。
どうしようか。さっきよりひどいことが返ってきたら。
どうしようか——…。
「…ごめん、絢音。
出てってくれる?」