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Re: 3丁目の泉さん ! 【オリキャラ募集】   ( No.60 )
日時: 2011/09/24 20:11
名前: るな.. ◆Runa.IU3P6 (ID: 5RAlDtaS)


 【 @16 】


そしてちょっと時が過ぎ、キャンプ当日。あの日から絢音は、石崎さんの事を気にせず、海音の扱いを考えていた。そして気づけばキャンプ当日、バスに乗って気づいたらキャンプ場、と言うわけだった。て、どういうわけだ。簡単に海音に彼女の事を聞けないのは分かった。そしたら、遠まわしに聞くしかないのか…。
あれ?どうしてわたし、海音の彼女の事を、海音から聞かなきゃいけないって、決めつけてるんだろ。海音の彼女に聞けばいいことではないのであろうか?と気づき始めたのはキャンプの前日、つまり昨日。
と言うわけで、わたしは今から聞きにいく。
海音の彼女のところに、絢音は向かった。

「あの」
「え? あ、泉さん」
「えっと…此処じゃ、駄目かな」
「え?」
「こっち来てくれませんか」
「あ、はい? ちょっと?」

これは、絢音の少しの気配り。
聞かれたくないことも、出るはずだから。
絢音にも恋心、ちょっと分かり始めたみたいです。


 -

 【 @海音目線 】


あー、あれから絢音と話してねえ……。やっぱ俺が「出てって」とか言ったからだよな。あー、馬鹿なことしたな、俺。
まあでも、俺は絢音のこと、諦めなくちゃならないからな。これぐらいの事がなきゃ、絢音の事は"離せない"から。
……まあ、手に入れてもないけれど。
あ、絢音どっか歩いてった。
…あいつ、何で"有卯"に…?

…ああ、もう!
どうしても気になっちゃうんだよな。目でおっちゃうから。
やっぱり俺は、双子でも絢音が好きなんだな。

その思いが身にしみた海音は、無意識に絢音達の方に歩いて行った。