コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- 第0章 夏の惨劇[吉野] ( No.17 )
- 日時: 2011/09/25 16:26
- 名前: とろわ (ID: 3QDumk2O)
- 参照: ちょびちょび修正
そんなこんなでお別れ会も終わり、俺達後輩はせっせと後片付けをしていた。
まあ、あんまりそういうのは得意じゃないから、とりあえず窓を閉めるぐらいしかしてねーんだけどな。
「おい吉野」
と、突然同級生であり同じ木管(クラ)であり数少ない男子である川澄駿に話しかけられた。
何故か一瞬先の未来が見えるという超能力持ちで、何で見えるのかは本人にも分からないらしい。
…絶対こいつ、Re○riteの○音さんに見せたら驚かれるよな…。多分。
「んだよいきなり」
「これからお前に不幸が降りかかってくるぞ」
「いきなりそんな事いわゴフッッ」
思いっきり机の脚に頭ぶつけた。ゴッッとかいう恐ろしく鈍い音を立てて。痛すぎるんですけどなんなんだよもうこれええええ!!!
ちなみに、この音楽室の構造↓
扉 扉
黒板
窓机机 段差段差段差 窓
窓机机 ピアノ 窓
机机 人 人 西
窓机机 人 窓
窓机机俺 窓 南 北
机机 人 人
窓机机 人 窓 東
窓机机人 窓
段差段差段差段差段差段差
窓椅子 人 窓
窓椅子 人 窓
椅子椅子
掃除用具 ロッカーロッカー
なんか机の多さが異常だったり窓も多すぎだったり色々ツッコミどころが満載だが、後は脳内補正してください頼みます。つーかなんでこんな縦長なんだこれ。
とにかく、俺の言いたい事は、左側の窓を閉めようとして無理な体勢とってたら机の上に置いてあった机(逆さま)の脚にぶつかりました。いてえ。
「うわー超いたそーう」
「すっごく棒読みだなお前」
まあ、こういうキャラだからしょうがない。うん。
「おお、随分鈍い音がしたねえヨッシノくーん。大丈夫かい?」
と、夏月がふらふらとこっちに来た。
「あのさあ…いい加減そのヨッシノとかヨッシーノとかやめねえ?」
「そこそこ真面目に心配してるのにそっちに言及するあたり、ヨッシーノは面白いなあアハハハハ」
「…………」
確かに、言われてみるとそんな気がしないでもない。
「おい吉野。早く窓閉めろ時間の無駄だ」
「へいへい分かりましたよっと」
吹雪の逆鱗に触れる前に、俺は窓を閉めたのであった。