コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- 第0章 夏の惨劇[吉野] ( No.5 )
- 日時: 2011/09/25 16:20
- 名前: とろわ (ID: 3QDumk2O)
そんな感じでコンクールはあっけなく終わり、三年へのお別れ会をすることになった。
お別れ会とはいっても、菓子食ったり喋ったりゲームしたりと、結構わいわいするものなんだが。
まあ、先輩が涙ぐみながら先生や俺達に別れの言葉を言う時はさすがにしんみりはするんだけどさ。
そうして、とうとう最後の重大イベントまで来てしまった。
そのイベントとは、【部長とか決まっちゃうよ☆パッヒョイ!!】みたいなあれだ。うん。
でも、どうせ部長とかはしのんとか吹雪とかなんだろうな…。俺向いてねえし、あり得ないしなwwww
「部長は吉野圭人君です」
「プギャレメゴスグフェエエエ!!!ギュエフッッ」
思わず飲んでいたカ○ピスを噴き出してむせる俺。
つーかマジかおかしすぎる訳わからんバロスwwwwwwww
トユーカ、オレニソンナノデキナーイッ!ファーイッ!
「あの、先輩。とりあえずカル○ス拭きましょう、机が○ルピスまみれです」
周りが「きめえええwww」とか「部長しっかりしろしwwww」とか言う中で、唯一俺をフォローしてくれたのは後輩であるバリサクの央棚みさだけだった。
お前はこれからずっと、まっすぐしたいい子に育っていけよ。
「…副部長は桜花吹雪ちゃんです」
元副部長な先輩が、俺のバロス的光景に戸惑いながら(ドン引きしながら)もそう言った。
吹雪は大分嫌そうな顔をしたが、先輩に頑張ってね、と言われた時には嘘くせえ笑顔を放っていた。
というか、さっきからまたまた俺の隣の席に座っている夏月がうるさい。「頑張れよ部長ヨッシノクーンwwwwお前が部長とかこの部終わったなバロスwwww」「黙れ」
ほんとうぜえなあもう!!男だったら確実にぶん殴ってたと思う。
俺はこぼれたカルピ○を遠い目でみつめながら、自分の不運さを呪ったのであった。
…後、体操服は残念な程カルピス臭がしているのが余計に哀愁を誘っている。
「えっと、あの。先輩カ○ピス拭いてもらえませんか…?」
「部長ェ……帰ったらRe○riteやろう、絶対やろう……」