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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- 24 ( No.34 )
- 日時: 2011/12/09 20:56
- 名前: すずか (ID: 1u4Yuzgf)
あ、もう1つ聞いてないことがあるなそういえば。
「彼女はいないんですか?」
「彼女……」
「彼女かー……」
うわ2人とも凄い渋い顔してる。いないと否定しないということはいるのか。ならば何故そんな顔をする。
「あいつが彼女という位置なんだろうが……他の言葉に言い換えたい」
「でも関係的には他に表す言葉がないよ?」
「……腐れ縁」
「ちょっと失礼じゃないかな」
今の会話を聞く限りまともな人じゃねえなきっと。類は友を呼ぶって本当だな。しかし、店長やっぱ彼女いるのか。いやまあそりゃ放っとかないよな女の人が店長みたら。仲矢金物店が主な出現地帯という超レア人間だけど。あ、学生時代なら超レアじゃないか。
「その腐れ縁の人ってどんな人なんですか?そこまで言うなら嫌な人なんですか」
「……お前は結構野次馬根性があるな」
「知ってます」
雰囲気を見るにそこまで真剣に困ってるわけじゃなさそうだし。突っ込んでもいいだろ多分。駄目だったら平謝りしよう。
「見目は……満点を付けざるをえない」
「やっぱりですか畜生」
そりゃそうだろう、そうでもなかったら店長の隣にいたら劣等感バリバリでやってられないだろうしな。
「嫌な奴だとは思っていないが……人によっては死ぬ程嫌われるタイプだろうな」
「うわあ」
「確かにー。あたしは好きだけどな、サバサバしてて」
とんでもなく見てみたいし気になるけど、会いたくない矛盾が発生してる。
「でも一度も店来てませんよね、その人?」
「お前を雇ってからは来てないな。あいつも忙しいから中々来ないし、俺も行かない面倒くさいから」
「本音出てましたよ最後」
店長って若干引きこもり入ってるよな、前から思ってたけど。野良猫は追いかけてるけど。
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