コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

32 ( No.51 )
日時: 2012/01/13 22:03
名前: すずか (ID: oLuwXpG0)

「店長いたぞー、ほい」
「さんきゅーです!」

 仲矢に件の雑誌を渡したら、笑顔で敬礼された。可愛い抱きしめたい。ぬいぐるみも仲矢の可愛さには勝てんな。

「え、どれどれ美鈴保。噂のお兄ちゃんは」

 ちょっとどや顔で友人達に表紙を見せつける仲矢。

「ばばーん!!これがお兄ちゃんです!!イケメンでしょー!!」
「……え?」
「……マジで?」

 硬直した友人二人。気持ちは分かる。思っていたイケメンレベルのはるか上を行っていたんだろう。ポケ○ンのレベルに例えるなら、1つ目のジムリーダーにバトルを仕掛けたら、ふはは残念だったな私はチャンピオンでしたぐらいの。そもそも、イケメンという言葉ではスペックオーバーだしな店長。何か店長専用の用語作ろうぜ、イケメンの上位互換。俺は作らんが。
 友人達がポカンとしているのを、仲矢は不安に思ったらしい。ちょっとオロオロし始めた。畜生何だこの天使。

「ど、どしたの?あんまりタイプではございませんでしたか……?」
「……かったの」
「え?」
「どうして今まで写真とか見せてくれなかったのっ!?」
「えええっ!?」

 いやうんまあ、そういう反応だろうな。店長見せて「タイプじゃなーい」とか言ってのける女性がこの世にいるとは思えない。

「目が輝いてるな、二人とも」
「そりゃそうだろうな。というか、何で仲矢は写真を一枚も撮ってなかったんだ?新さん大好きなんだろ?」
「カメラが壊れたんだとさ」
「携帯は?」
「仲矢は機械音痴だ」
「あ、そう」

 この前鉛筆削り壊してたしな。店長がさらっと直してたけど。つーかあれ壊すところなんてないんじゃねえか。


「嘘これほんとに美鈴保のお兄ちゃん!?正真正銘!?」
「しょーしんしょーめい!!」
「すごっ、イケメンすぎ!!何か今まで大好きだった俳優が霞んじゃった!?」
「あたしも!!これ見ちゃったらテレビで俳優とか見てもイケメンとか思えない!!」

 迷惑な人だな店長。