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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- 43.5 ( No.63 )
- 日時: 2012/03/15 22:56
- 名前: すずか (ID: NHSXMCvT)
時間は流れて、イベント当日。とりあえず、バンド3人組(店長・村山・光)+部外者3人組(俺・仲矢・卓巳)は金物堂で少し早めに集合、ということになっていた。現在時刻10時45分。集合時刻は11時。割と光は律義なのか、俺がやってきた時には既にいた。そういうわけで、村山と卓巳を暇つぶしをしながら待つ。
「はい次の問題ー」
レジカウンターで黒マジックでキュコキュコとスケッチブックに文字を書く光。残り3人は光と向かい合う形で並んで丸椅子に座っている。
「どん」
勢いのない掛け声で、光がスケッチブックを立てる。書かれた文字は、「関西弁で『する』の謙譲語」。
「はいっ!」
「はいみーさん」
「されるやねん!」
「ハズレすわ。ちゅーか無理矢理すぎすわ」
詰まるところ暇なので関西弁クイズをしていた。発案者仲矢。光って仲矢の言う事結構良く聞くよな。
「……」
「はい新さん」
「されるねん」
「ハズレすわ」
「はいっ」
「はい雄人さん」
「おされになるねん」
「ハズレすわ。というか3人とも、とりあえず語尾に『やねん』付けておけば何とかなるやろ思考止めて欲しいんすけど」
なぬ、看破されていたか。光が紙を一枚捲る。
「正解は『しはる』ですー。『校長が痴漢をしはる』とかいう風に使います」
校長何やってんだよ。
※ちょっと文章量が足りないし、あっても無くてもいい話だから.5ということで。
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