コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: コメディ小説って何書けばいいのさ? ( No.2 )
日時: 2011/09/17 20:30
名前: 大嘘吐き ◆ivrU1TOGVQ (ID: lkF9UhzL)

 ”ネルってさ、シリアス系小説書くのは上手いよね。 コメディは書かないの?”

 私の行きつけの小説投稿サイト。 その雑談掲示板で、あるとき見た一文。 
 確かに、私はシリアス系小説を書くのは得意だ。 上手いかどうかは別の話だが、確かに、コメディは書いたことが一切無い。
 むしろ、どうやって書くべきなのか。 そこに頭を悩ませているのが現状だ。 どうすれば、そんな刺激の無い話を書くことが出来る?
 ある騒ぎが起こって、それを主人公が何かすることによってその騒ぎが動く。 それが、小説を書く時に基本となる一番最初の針金なわけだが……その騒ぎの内容が、思いつかない。
 平和的で刺激の無い、放って置いても沈静化できるのではないかと言うような内容しか思いつかないわけである。
 私のHNは“ネル”で固定している。 時々、別のHNも使うわけだが、それはステハンであり、相当気に入った場合でなければ長く使うことも無い。
 
 “どうやったら、コメディって書けるの? ギャグ入れればいいのかな?”

 そんな事を打ち込んでその時は雑談掲示板から、小説板に移った。
 二千文字越えの文を、長々と書き連ね投稿する。 いつもの習慣であり、私の日課だ。 おかげさまで、小説を書き始めてから作文のときのクオリティは上がった……と思う。 
 ただ、書きたい内容で無ければ書かない。 いや、書けないという、自堕落な部分も大きかった。
 投稿ボタンをクリックし、私はカーソルを珍しくコメディ小説板に合わせ、クリックした。
 適当な小説をクリックし、冒頭部分を流し読むも、その殆どが恋愛小説。 それも、中間部分が飛んでいたり、不自然な点が目立つものが多い。
 恋愛小説が、コメディ? だとすれば、コメディ板ではなく、恋愛小説板にすればいいじゃないか。
 そんな事を考え、適当に選んだ小説を選び、読み進む。 どれもこれも、最後は告白に成功してめでたしめでたし。
 ……ワンパターンで、参考にもならない。 どうすればいいのやら、頭を悩ませる。
 コメディ板の1ページ目の大体を読み終えると、雑談板へと私は戻る。 コメントに対する返信は、まだ来ていない。 もう少し、時間を潰してみるか……。
 私はPCの電源を落とすと、手近にあった本棚から適当な小説を手に取った。
 プロでも、範囲は限定されている。 それを見て、特に違和感を感じた事はない。 自分の得意な範囲で、間合いで書けばいいのだ。
 恋愛小説がかけない小説家だって居るだろうし、その逆も居るだろう。
 特に何も感じず、どうでもよかった。 向上心を忘れた、そんな私には。