コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: *+グチャグチャ模様の恋物語+* ( No.19 )
- 日時: 2011/09/25 15:03
- 名前: 冬歌 ◆AUKKRecP3g (ID: l9EMFnR1)
9#かかわらないで
「——————、——」
ん・・・?誰かが何か言ってる。
「———、—み」
コレは夢?現実?
ていうか体が動かないよ・・・
はっ!もしかして金縛り?てことは
この声はクラップ!?
「———、——み、鳴海!」
「!」
意識がはっきりしたのはそのときだった。
目を開けると、前は、真っ白の違和感のある天井。
これまたデジャウな気がする・・・。
んで、起きて周りを見ると、星夜がパイプ椅子に座ってる。
コレもデジャウな気が・・・。
「起きたか」
星夜は起きた私をふと見て呟いた。
「あれ・・・私なんでここに」
そのとき壁時計に目が言って、見てみると、二時十五分。
今は五時間目の最中か・・。
「一時間前だ。思えだしてみろ」
うへ、一時間も私寝てたんだ・・・。
てことは掃除の時間だよね。
とそのとき不意に一言を思い出す。
『お前が好きだ
好きだ
好きだ———・・・』←エコー
「ああああああぁぁぁぁ・・・」
「思い出したか」
まるでム○クの叫びを続けていた私は星夜の言葉で
やっと我に返ることができた。
私は仕方なくうなずくとながーい沈黙が続いた。
「・・・ゴメン」
「・・・そんな」
私はびっくりして目を丸くした。
星夜が私のために頭を下げるなんて・・・。
「でも・・・ありがとう」
慌ててフォローすると、立ち上がった星夜を見て驚いた。
「・・・ずっとお前がすっと好きだった」
さらに驚いて星夜を見ると、赤くもない、
真剣な目で見つめた。
「迷惑だよな」
その目にはさびしさが少し見えていた気がした。
思わずぶんぶんと首を横に振ると、星夜はドアに駆け寄って
ドアを開けた。
「もう俺と関わらないほうがいいよ」
どんどんと積み重ねる驚きを、もう隠すことは出来ない。
ドアが閉まる直前、不意に声が聞こえた。
「あのことも、忘れていいから」
「待って、私も星夜のこと———・・・!」
キィィ・・・バタン。
といい終わる前に扉はしまってしまった。
私も想いを伝えようとしたのに・・・。
——————追いかけること、出来なかった・・・
最低だ私。星夜の気持ち知ってたのに。
の二秒後。大きな音を立てて、ドアが開いた。
「舞!」
そこにいたのは美織だった。
「何はなしたの!?」
「・・・別に」
もう、話す力なんて無かった。
私の心はショックの色に染まっている。
「何があったの?」
「・・・ふぅ」
私はしょうがなく話すことにした。
「えぇ!?そんなこといわれたの!?」
これもしょうがなくうなずく。
「でもさ、舞が気ィ失ってるとき、ずっと見てたよ?」
「・・・あんたなんでそれ知ってんの?」
「何よ」
そういえば昔から、美織って盗撮が趣味だっけ・・・。
・・・まぁ美織から雷が落ちることが想像できるので、
受け流すことにしよう。
「でも、本当に分けわかんない」
思わず、私の目から涙がこぼれる。
「だって・・・いきなり好きとか関わらないでとか・・・」
「・・・舞は鈍感すぎるんだよ」
といって、美織は私の頭をなでた。
「やっと自分の気持ちに気づいたのね」
「うん。わたしは星夜が好き。」
「よく言った!んじゃその様子じゃ大丈夫ね。じゃあ
先戻ってるから」
「あ・・・ねぇ掃除の時間何処行ってたの?」
「んー・・・。あー」
と、とっても複雑な声をだして、美織は苦笑いした。
「生徒会の緊急会議。」
「・・・大変だね」
「あははー。じゃね!」
「うん」
といって美織はドアを閉めた。
やっと、気づいたよ。
私は、星夜が好きだって。
ありがとう、美織。
さて、授業に戻ろう。それに、私も星夜に伝えなきゃ。
と思って、立ち上がったとき、ものすごい大きい音をたてて
ドアがあいた。
「!?」
「ふざけんじゃねー!」
そこにいたのは、凪だった。
そのとたん、凪は私に抱きついた。
「鳴海先輩は、俺が守る」
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うにょにょ!後輩萌え(ハァト