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- Re: *+グチャグチャ模様の恋物語+*【コメプリーズ・・・】 ( No.23 )
- 日時: 2011/09/28 20:17
- 名前: 冬歌 ◆AUKKRecP3g (ID: Sn/ReK/b)
また暇なんで書きます←
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13#重なるキモチ
その日の、放課後。私は皆に気づかれないように
屋上に呼び出した。
「・・・なんだよ・・・・・・」
星夜はうつむきながら横目でこっちを見た。
「・・・・・・星夜。あのね」
私はゆっくりポケットからあの写真を取り出して、星夜の
目の前に出した。
「・・・星夜って私にキスしたの?」
「ッ!」
星夜は改めて写真を見て恥ずかしくなったのか、
顔が真っ赤に染まった。
————————ごめんね。
私もこんな事したくないの。
だけど。私達、このままじゃ変われないと思うの。
————————だから。
今日、私は変わろうと思う。
「・・・ごめん」
星夜は、深く、頭を下げた。
コレにはさすがの私にも予想外。
————————あのときのように。
きっと私がこのままだと、振り出しに戻る。
だから今回は、ゴールまで、目指してみる———!
「ホントごめん。・・・・・・もう、お前のこと好きでいられないかも」
星夜は苦笑いをしてから、涙をこぼした。
またまたこれも予想外。
星夜の涙なんて、始めてみた。
「今までありがとう」
ホントに私のこと、好きだったんだ・・・。
星夜は屋上の扉へと歩いていった。
「待って!」
私は焦って星夜に抱きついた。
今回は、追いかけること、できたよ。
「んだよ。俺は、もう———!」
「———もん」
「あ?」
私も、また涙が出た。
何回私って泣いてるんだろう。情けないよね。
星夜は突然の涙にびっくりしたのか、動きを止めた。
それを確認してから、私は力いっぱい叫んだ。
「私は、嬉しかったんだもん———・・・!!」
シーン、と、あたりが静まる。私は目にたくさんの涙をためて
また、言った。
「嬉しかったもん・・・。最初はそりゃあびっくりしたけど・・・
ホントはキスされてうれしかっ・・・」
もうホント、最後のほうは涙声。
「だから・・・好きでいられないなんて言わないで・・・!」
といったとき。まるであのときのように腰を押されて、
腕で、抑えられた。
「・・・お前その意味分かってるんだよな?」
ふと力が緩んで、顔を上げてみると、すぐ近くに星夜の顔があった。
「・・・せい、や・・・」
「俺はうぬぼれてもいいんだよな?」
星夜は顔を少しだけ赤らめて、言った。
「・・・いいよ」
といった瞬間、また強く、腕で押さえられた。
「ごめんな・・・、好きでいられないなんていって」
「・・・ううん」
ありがとう。凪、美織、瑠歌、美夜。
————————そして星夜。
私、変われた。もう、あのときと同じじゃない。
「・・・ちょっと、喋ってくか?」
「うん!」
私は、一緒に帰りながら、たくさん喋っていた。
「もしかして・・・寝不足のときって俺のこと考えてたのか?」
「・・・うん。桃がやけに星夜のことはなすから、もしかして
桃は星夜のこと好きなのかな?って思ったら寝れなくて」
「・・・ふぅん」
だいぶ歩いていると、私の家に着いた。
「んじゃあ・・・」
「おう。また明日。」
それぞれ別れて、私は歩き出した。
と、そのときだった。
「舞!」
「!?」
いきなり呼ばれて、振り返ってみると、星夜の顔がすぐ
近くにあって、かる〜く、キスされた。
「んっ・・・//////」
私はまるで噴火しそうといういきおいで真っ赤になった。
「じゃーな!」
星夜は笑顔で走りながら言った。
「うん!またねッ!」
バイバイ、今までの私。
そして、星夜、大好き———!
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ハイ!かなり最終回っぽいですけど、
全然違いますwww
逆にこれから始まりでもありますwww