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- Re: *+グチャグチャ模様の恋物語+*【コメプリーズ・・・】 ( No.24 )
- 日時: 2011/09/29 17:45
- 名前: 冬歌 ◆AUKKRecP3g (ID: 6PSxBKjg)
14#俺のキモチ? 星夜SIDE
俺は、放課後に鳴海に呼び出されて、しぶしぶ
屋上に向かった。
「・・・なんだよ・・・・・・」
鳴海にちゃんと向かう勇気がなくて、うつむきながら
横目で鳴海を見た。
「・・・・・・星夜、あのね」
鳴海は少しだけ赤くなりつつも、ポケットから写真を出した。
————————俺が、鳴海にキスをしている写真を・・・・・・
「星夜って私にキスしたの?」
「ッ!」
その写真を見て、体全体の力が抜けて、思わず
しゃがみそうになった。
・・・ばれた。
「・・・ゴメン」
俺はそれ以上に謝る言葉が無くて、頭を下げた。
「ホントごめん・・・もう、お前のこと好きでいられないかも」
といったとたん、俺の目から涙がこぼれた。
——————違う。
俺はこんな事言いたくない。
このことがばれたって、鳴海に嫌われたって、
ずっと鳴海を好きでいたい。
勝手に、口が動く。
思うように喋れない。
「今までありがとう」
もう会わせる顔がないから、ドアへ俺は向かった。
「待って!」
鳴海は俺に、とっさに抱きついて、離れようとしなかった。
「んだよ、俺はもう———!」
俺はもう、お前のことは好きでいられない。
「———もん」
といおうとした瞬間、鳴海は消え入りそうな声で
ポツリと呟いた。
「あ?」
「私は、嬉しかったんだもん———・・・!!」
と叫んでから、今度は鳴海が涙をこぼした。
「嬉しかったもん・・・。最初はそりゃあびっくりしたけど・・・
ホントはキスされてうれしかっ・・・」
最後のほうは声がすごく震えていて、思いっきり
涙声になっていた。
「だから、すきでいられないなんていわないで・・・!」
俺は、自然と体が動いていた。
鳴海を抱きしめて。
「お前その意味分かってるんだろうな?」
「せい、や・・・」
鳴海に言って。
「俺はうぬぼれてもいいんだよな?」
そして、真っ赤になって。
「・・・いいよ」
といわれた瞬間、俺はさっきより力を強くして、
鳴海を抱きしめた。
「ごめんな・・・、好きでいられないなんていって」
「・・・ううん」
涙が止まらない。
—————————嬉しかった。
鳴海・・・いや、舞にあんなこといわれて。
だけど、まだちょっとだけ物足りなかったもので、
一緒に帰ることになった。
(中略)
そして、舞の家の、前。
「んじゃあ・・・」
「おう、また明日。」
俺はさっき来た道を引き返して、歩いていく予定だった。
だけど、少しばかり面白いことを思いついて、
舞に近づいていった。
「舞!」
「!?」
腕とあごを手で持って、少し、強引にキスをした。
「んっ・・・///」
「じゃーな!」
不思議と。最初と違って、まったく恥ずかしくなかった。
それは、お互い、好きだからかな・・・・・・
「うんッ!またね!」
だが、俺は、まだ本当の気持ちは知るよしも無かった・・・。
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最後シリアスで終わるというww