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- Re: *+グチャグチャ模様の恋物語+*【コメプリーズ・・・】 ( No.42 )
- 日時: 2011/12/31 16:23
- 名前: 冬歌 ◆AUKKRecP3g (ID: tctpjh/F)
よし、書こう!
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17#IJIME
思ったより部活は早く終わって、15分も前に、校門で
私は星夜を待っていた。
「まだかなー♪」
私はうきうきした気分で、色々と考えた。
星夜と付き合ってから、毎日が楽しくて仕方がない。
出会えて、よかった。
そう思っていると、3人ぐらいの・・・三年生かな?それぐらいの
女子軍団が私に近づいてきて、腕を引っ張った。
「えっ・・・あの・・・その・・・?」
「ちょっと来なさい」
そのリーダーらしい人は、どんどんと私を引っ張り歩き続けた。
着いたのは、大ゴミ捨て場。
そこでやっと、その人は私の腕を離してくれた。
「・・・あんた、如月くんと付き合ってるの?」
三年はとてつもなく私をにらんで、壁に体を押し付けた。
「った・・・」
どうやら足をひねったようで、激痛が神経を通る。
「答えなさい!」
私は怖くなって、仕方なく言った。
「・・・・・・は・・・い」
というと、三年のひとはきついまなざしで私を見た。
「別れなさい!」
「・・・え・・・?」
おどろいてその人を見ると、もっときつい口調で
叫んだ。
「今すぐ別れなさい!」
「・・・ど・・・うして」
「あんたなんか如月君には似合わないのよ!!
きっと如月君もアンタなんか好きじゃない。・・・無駄なのよ!」
「・・・」
私は、言葉を失ってしまった。
—————似合わない。
—————アンタなんか好きじゃない。
—————無駄。
言うことがなくなってきた。
もしかして、本当のことなのかもしれない。
だって、星夜はモテて、かっこいい。
二番目のことは・・・多分違うと思うけど、もしかしたらの可能性はある。
・・・そして、三番目。私は星夜とつきあっても
・・・無駄なのかもしれない。
意味がないかもしれない。
「なんとかいいなさいよ、この———・・・!!」
三年は思いっきり手を挙げて、私をたたこうとする。
その瞬間、スローのようになった。
しにはしないけど。
こんなに時間があるのに。
動けない・・・・・・!
パシッ
たたく音が聞こえた。だけど、痛みは感じない。
たたかれる瞬間つぶった目を開けていると、
星夜がいた。
「ッ・・・!?」
三年は驚いたように目を見開いた。
「お前ら・・・何やってんだよ」
ポツリと消え入りそうな声を言うとどうじに声を張り上げた。
「舞を・・・・・・離せよ!!」
「ヒッ」
真っ青になって、コソコソと話し合う。
わずかだけど、私には聞こえた。
『な、奈緒さん・・・逃げたほうがいいんじゃないっすか?』
『そ、そうね・・・行くわよ!』
というと、ピューッと校舎に向かって逃げていった。
あまりにも私はほっとして、座り込んでしまう。
「大丈夫か!?」
座り込んだ私をみて、星夜は慌ててかけよった。
「う、うん・・・ちょっとひねったみたいだけど」
そういうと星夜は心配そうな顔になって、星夜も座り込んだ。
「歩けるか?」
「・・・ごめん、ちょっと・・・」
というと立ち上がって、私を抱きかかえた。
「せっ・・・!?」
「ゴメン。家までじっとしてて」
といって、猛スピードで校舎のほうに向かっていった。
生徒の視線が突き刺さる。
ひゃぁぁぁぁ!!!!こ、これってお、お姫様だっこ・・・!!!!?
「おろしてぇぇぇ!」
「・・・ゴメンやだったか?」
「あ、いや別に・・・」
「じゃいくぞ」
私達は私の家に向かって走った。
そしてだいぶしてから、星夜は口を開いた。
「・・・なぁ、何があったんだ?」
「・・・えと」
それだけ言うと、急に足を止めて、顔を近づけた。
「言えよ」
「・・・その」
「言え」
「・・・星夜、近っ・・・」
といっても、どんどん縮まっていくばかり。
「・・・舞」
「〜〜〜。分かったよ!!言うよ!」
とだけいうと、顔を離して、歩き出した。
「お前・・・そんな事言われたのかよ」
「ゴメンナサイ」
「・・・まったく・・・。着いたぞ」
ふと顔を上げると、目の前は家。
「・・・あ・・・り・・・がとう・・・」
とだけ言うと、星夜は私をおろしてくれた。
「あとは大丈夫だな。じゃ」
「・・・・・・星夜・・・待って!」
私は、星夜を呼び止め、ドアを開けた。
「・・・はなしたいことがあるの」
まだ・・・私は言ってなかったことがある。
・・・それは・・・3つのこと・・・。
「ごめんね」
私は星夜を連れ戻して、自分の部屋に入れた。
「んで?はなしたいことって?」
「星夜・・・」
私は涙があふれて、それを隠すため星夜にしがみつく。
「!?ま・・・舞?」
「私と星夜って・・・似合ってるの?」
「いきなりなんでそんな」
「・・・だって星夜ってモテるしかっこいいし・・・」
「・・・・・・お前」
星夜は私をそっと離して、顔を壁に押し付けた。
「・・・俺はお前のこと十分かわいいと思うぞ?」
「・・・・・・じゃあ私のこと好き?」
「・・・は?なに言ってんの?」
軽く手で私の涙をぬぐって、軽く言った。
「・・・・・・別に?お前とこうやってるのはお前のことが好きだからに
決まってるんだろ?」
「じゃあ・・・」
涙があふれる。涙が止まらない。
たったこれだけのことなのに。
「私とであったこと、無駄だと思ってない?」
「・・・・・・」
星夜は複雑な表情をしてから、手を握った。
「よく言ってることが分からんが、お前とであって
よかったと思う。」
「星夜・・・」
なみだは頬を通って流れ落ちていく。
「ありがとう・・・」
「舞・・・」
私も・・・・・・星夜とであって、よかったって思うよ・・・
ありがとう。