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Re: *+グチャグチャ模様の恋物語+* ( No.7 )
日時: 2011/09/20 17:37
名前: 冬歌 ◆AUKKRecP3g (ID: JqUT1Sap)

未だに客来ませんけど・・・気にしないで書きます。
一日一回のペースがいいなぁ・・・。


3#ただいま寝不足中・・・




桃の電話の翌日。


私は重い足取りで教室に向かった。

ドアを開けると、とっさに美織が気づいてよってくる。


「おはよう、ま———キャッ!」


美織は忽然に飛び跳ねた。


・・・んまぁ、驚いてる理由は分かるけど・・・。


何でかって言うと、目の下のクマ・・・。


目は半開き、そして目の下のクッキリ紫色のクマ・・・。
まるで、「私寝不足です」とでも言っているかのよう。


「ど、どどどどうしたの?もしかして、へ、変な怪物に・・・
キャーッ!」


・・・美織、パニックで頭パンクしてます。

変な怪物って・・・どんな怪物にクマクッキリにさせられたって
言うんだよ。

と、少々キレ気味の私だった。
コレも寝不足のせいだが・・・。


「んもう・・・何言ってんのよただのね・ぶ・そ・く!!」


「えぇ・・・?ホント・・・?」


私はツカツカと自分の机に向かった。


もう歩けば歩くほど悲鳴の山!


まるで私自身が怪物にでもなった気分だった・・・





だいぶクマがひいてきた、二時限目の休み時間。
私は眠気という恐ろしい悪魔に襲われていた・・・。

なんたって、昨日今日は一睡もできなかったから、
限界がもう近い・・・。


「うぅ・・・」


小さくあくびをして机に突っ伏していると、ある
男子が近寄っていた。


如月星夜だった。


「んだよ、寝不足か?」


「悪いわね。ていうか美織の悲鳴聞かなかった?」


「あー。アレお前だったの?てっきり中村がゴキでも見つけたかと
思った。ていうかその前に興味なかった。スマソ」


「;」


と一つ汗をかいてから今度は大胆に顔を伏せた。


「おい。次数学だぞ」


「気にするではない」


といって、私は最後の力を振り絞って教科書を立てた。


「気にしちゃうんだけど」


・・・まぁ私の前の席星夜なんだけど。


とそのときチャイムが鳴った。


あー・・・始まった、三時限目・・・


とそのときドアの開く音がした。
伏せてたから見えなかったけど、てか見る力なんて無かったけど。


「ぉぃ、ぉぃ、...」


星夜は何度も私を呼びかけるけど、声は薄れていくばかり。


すまん・・・幼なじみよ、今は寝かせてくれ・・・グゥ。











「ん・・・」


私は目覚めた。


目の先には真っ白で違和感のある、天井。


「あれぇ?」


眠気は大分吹っ飛んだようで、ゆっくり起き上がった。


カーテンの向こうは視力をチェックするボード、ソファー、
小さい箱、人体模型。


・・・あぁ、保健室だ。


ていうか、何で私保健室にいるんだ・・・?

確かあの時は、教室で・・・。怒鳴り声も聞こえなかったから
気づかれなかったと思うんだけどなぁ・・・


あっ!そうだ思い出した・・・あの後、起きたんだっけ・・・


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長くなりそうだったんで話を分けることにしました。