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第９話



リフェルのあとをついていくと、たどりついたのは建物の古い店。
うわ…今にも崩れそう…。
不安に思いながら、店にはいる。
中は、外と同様、すごく古い。ていうか、暗い！

「ミルトさーん。いるかしらぁ？」

リフェルが誰かの名前を呼んだ。
「ミルト」ってダレ！？
ま、いいか・・・・・・。

数分ぐらいたち、ようやく奥のほうから足音がきこえた。
床がさびているために、ギシギシと音がなる。

「だぁれ〜？」

あらわれたのは、こ、子ども！？
茶色の髪の毛。長さは肩ぐらいまである。
着物みたいな服をきていた。巫女さんのように見える。
その子どもの少女は、眠たそうにしていた。

「あれ？メルト？？ミルトさんはいないの？」
「ジジイなら留守だよ」
「そう…。困ったわねぇ・・・」

そういいながら、リフェルがわたしを見た。
何が「困った」なの・・・？わたしのことで？
わたしは、不意に「メルト」という少女を見た。
メルトも、わたしを見る。
その瞬間、あっちが驚いて口をパカンと開く。

「ちょっとちょっと！その子なに！？珍種！？」

ち、珍種！？わたし、人間だよ！

「どうしてわっかがないの！？」
「あ、えっと………。」
「ふふーん。その子、ぜひとも研究したいわねぇ」
「えっ！」


なんか、やばいことになってる・・・！！