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Re: 天使と悪魔と交換条件!! ( No.16 )
日時: 2011/09/26 16:45
名前: ナナ☆ (ID: JfFpjBhB)


第10話


わたしは怖くなってリフェルの後ろに隠れる。

「メルト。この子は珍種なんかじゃないわ」
「へ?じゃあ、なんなの?」
「それはあとで。それより・・・・」

リフェルとメルトがなにやら話し込んでいる。
何だろう。すごく気になるんだけど。

「そういうことなら、まかせといて!」
「メルトで大丈夫?」
「リフェルさん?アタシをなめないでよね!」
「わ、わかった・・・それじゃあお願いするわ」
「あいよ!・・・・・・・・・えーと確かここに」

そういって、メルトは奥のほうへいく。
何かを探っているようだ。
そして、四角い箱を持ってカウンターのほうに来る。

「あったあった!いいやつ!!」
「???」

わたしは、わけがわからず首をひねった。
メルトは、ほこりのかぶった箱のフタを開く。
わっ・・・ホコリが!!!
ケホケホとセキをする。
そして、涙目で目を開けると、わたしの視界にあるものが入った。

「こ、これ・・・わっか!?」
「そうよ」

箱の中には、ていねいに保管されていた白い「わっか」があった。
それに、とっても綺麗。

「さわってもいいですか?」

メルトにたずねる。

「もちろんよ!それは、アンタのだからね♪」
「え・・・わたし・・・の?」
「えぇ」

リフェルが笑顔でうなずいた。

わたしは、その「わっか」を手にとってじっとながめた。
綺麗・・・。

「でもコレ、どうやって頭の上にのっけるの??」
「ん?ふつーに頭の上にもってくればOK」

メルトからそういわれ、言われたとおり頭の上まであげる。
すると、自然にわっかがピタリといい位置で止まった。

「ほんとうだ・・・すごい」


ワクワクした気持ちになる!!