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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 天使と悪魔と交換条件!! ( No.21 )
- 日時: 2011/09/26 21:03
- 名前: ナナ☆ (ID: JfFpjBhB)
第13話
城の中に入って10分ほどたつ。
わたしとリフェルは、いつまでも廊下を歩いていた。
なんか・・・なんか・・・
「この廊下、長い・・・」
「そうねぇ、1キロはあるんじゃないかしら?」
「い、1キロ!!??」
「ふふ」
リフェルは面白そうに笑う。
いやいや、そこ笑うところじゃないよね!!
もう、やばいよ!
本当にわたしの体力があやういよ!!
そんなわたしにかかわらず、リフェルは涼しい表情。
リフェルって、のんき・・・な部分があるの??
そしてそれから、5分がたつ。
一向につかない・・・まだまだ廊下が続いている。
ヤバイ・・・本当に死ぬかも・・・もう、死んでるけどさ・・・。
だけど、死んでいるのに、どうして、きつさを感じるんだろう。
ちょっと、疑問に思う・・・。
そのときだった。
わたしの横を、ものすごいスピードで何かが通り過ぎた。
それは1つではない。
2つ?いや・・・3つはあった・・・・・・・・・。
あれは・・・車??にしては、少し小さい。
それに、あの上に誰かのっていたような・・・。
「リフェル・・・あれって一体————」
リフェルにたずねようとしたときだった。
今度は、廊下の奥のほうから、その物体が戻ってきた。
しかも、ものすごい勢いで!!
「きゃああああ」
悲鳴をあげて、しゃがんだ。
すると、頭上スレスレでその物体が通り過ぎる。
さすがにあせったリフェルが「こら!」と怒鳴った。
うわっ・・・リフェルが怒るなんて・・・・・・。
笑顔は優しそうな分、怒ると、けっこう怖い。
その物体は、ゆっくりとこっちへ向かってきた。
はっきりと見えてきたその物体は、車のようなものに近かった。
車のようなものが2つ、もう一つは、スクーターみたいなものだった。
そこから、人がでてくる。
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