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Re: 天使と悪魔と交換条件!! ( No.4 )
日時: 2011/09/23 21:07
名前: ナナ☆ (ID: JfFpjBhB)


第3話


「そういうと思ったわ」
「・・・・」
「だいたいの人はそう答えるけどね」
「そうなんですか」
「あたりまえでしょ?自分のことを何もわからないままだと苛立つものでしょ」
「へーぇ・・・」

わたしはフシギそうな顔をしてリフェルを見た。

「あのー・・・あなたは」
「リフェルでいいわ」
「あー・・・リフェルは、いったい何者なの?」
「だから見ての通り天使よ?」
「そうじゃなくて・・・」
「ごめん冗談。わたしはね、アナタたちのような人の補佐をする役のようなもの」
「補佐?」
「そうよ」

それだけ言うと、リフェルは立ち上がる。
わたしに手を差し伸べた。

「さぁ行きましょう」
「どこへ?」
「お城よ」
「おっ、お城ぉ!?」

わたしは本当にビックリした。
お城なんて、夢のようだ。

リフェルは、鍵をだした。
あれ?今、その鍵・・・どこから出てきたの?
そんなふうに思っていると、リフェルは白い霧に向かって鍵の先を向けた。

「どうするの?」
「お城への道を開くのよ」
「開くってその鍵で?」
「そうよ」
「そんなころできるの?」
「あたりまえじゃない。」
「すごい・・・・・・」
「あなたのいた世界とは違うのよ?」

そういって、鍵を横にガチャっと傾けた。
その瞬間、大きな扉があらわれる。

「な、なに?」
「城へつながる扉よ。」
「これが・・」
「あなたがドアをあけて」
「わたしが??」