コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: とんぐぶ! 【4/9本編更新】 ( No.28 )
- 日時: 2012/04/15 01:26
- 名前: 紫亜 ◆RC5Rh1pXuc (ID: sHQaGZqh)
小説相談板にて、紫様から感想・アドバイスをいただきました!
貼る許可をいただいたのでコピペ。
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紫亜さんのとんぐぶ!の感想です
一人称小説……実はあまり自分で書いたことがない分野なので、しっかりとした感想が書けるかどうか不安です。ちょっと読んで、何かの足しになれば幸いです
まず何より、一つの描写にいろいろな情報を入れるのがうまいな、と思いました。
まず、はじめの方の「静かに桜の雨と共にどこかへ飛んでいった」
これも上のような描写の一つで、桜の美しい描写であると同時に季節も語っている。描写、またその他の説明が長くなると、どうしても文章のまとまりがないようにも感じてしまいますから、こういった描写は貴重です。
まだこの手のことについてはありました
あの頭の禿げは、気苦労のせいなのだろうか
ここでは性格と容姿の描写をいっぺんに。どちらも書こうとすると長くなりすぎてしまいがちなものですから、このように違和感なく表現するのは良い方法だなと思いました。
挙げてくときりがないので、このことについては次で最後にします
僕が必ず左手を用いるのは、癖なのか右利き故なのか
どうでもいい、というわけではないかもしれませんが、利き手関連は長ったらしくなってしまいそうでなかなか入れられない情報です。それを、こういう風に描写の中に入れる、そうすると細かい情報まで入れられたりもするんだなと学びました。
それから、セピア色の描写が印象的でした
まだ明るいというのに、全てがセピア色に見えた
セピア色の視界に飛び込んだ、一人の茶色い髪の人
どちらも違う場面、違う人の描写にも関わらず、この類似性。トング部、でくくるべきか、それともまだ何かあるか、どちらにせよ今後の展開が楽しみになる描写でした。
あと、小説全体の構成として、それぞれが主人公になって、互いに関わって紡がれていく物語なんですね。こういう小説はここのところ見ていなかったので何か新鮮でした。
さらに、それが一人称なんですね。それによってうまい具合にそれぞれの視線、それぞれの関係、それぞれの立場等々が出ていて良かったと思います。
最後に、紫の思ったこと、スルー推奨です
上に書いたように、この小説の特徴は主人公が次々と変わっていくことだと思います。それによってこの小説らしさが出て、話ともうまく関わっていく。
そこで、其れを利用する形でもう少し手を加えてみるとすると、という感じに話を進めていきます。
一人称小説で、主人公が変わる。ここで気をつけないといけないのは、今の語り手は誰か、ということを明確に、変わった当初から分かりやすくする、ということなんですね。
読者は当然、主人公はそのまま続くものとして、話を読んでいきます。語り手の転換が分かりにくいと、読者は話がつながらないなと思いつつもそんなものだと思いながら読み、あるときに違ったことに気づくことがあります。
それをなくすために何ができるか、というと私は一人称小説をあまり書いたことがないので、しっかりとはいやませんが、
まず、一人称がかぶらない人を次に持ってきたり、章が始まった直後に呼びかけを入れて語り手を明確にしたりすること、でしょうか。
一番分かりやすいのは地の文を一人称であることを利用してそれぞれ表現を分ける、もしくは章自体を分けてタイトルで区切ってしまう
どれにしろ、明確、それから章のなるべく最初の方に持ってくる、ということが大切だと思います
……なんか、長々と自分でもよく分かっていない一人称について語ってしまいました、スルー、大切です
それにしても、長らくお待たせいたしまして本当にすみませんでした……
では、こんな紫ですが感想を書かせていただき、ありがとうございました!
これからも頑張ってください^^
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紫様、本当にありがとうございました!
私はこれからも日々精進いたします。