コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 先生が好き…… ( No.5 )
日時: 2011/09/25 18:49
名前: 柚妃 (ID: ySP8nr/s)

一話 先生


わたしには好きな人がいます。


でも、叶わない恋なんです……


____ ____


「ゆりな!! おい、水沢ゆ・り・な!!」


前方から声がして前を振り返る。


そこには、担任の先生『夏乃 水樹』が立っていた。


「お前、俺のH/R中に後ろの席の奴と堂々とおしゃべりなんて、ふざけてんのか?」


先生は怒った顔のままニヤリと笑った。


別にわたしだってしゃべりたくてしゃべった訳じゃないし……


「すいません」


「思ってもない事口にすんな!!」


先生はわたしを丸めた教科書で軽く叩くと


「H/Rの続きすんぞーー」


っと言って教壇へ戻って行った。


叩かれたとこが妙に熱い……


わたしが頭を抑えていると、後ろの席の百に


「大丈夫?」


ときかれた。


「うん、大丈夫だよ」


わたしは、そう言うと先生の方をジッとみつめた。


先生は若くてかっこいいからスゴクモテる。


わたしは…… 


普通かな? 特別仲いい訳じゃ……


「あっ、水沢 今日放課後残れよ」


先生が教壇からわたしをみつめてそう言った。


「じゃあ、H/R終わり、また後でな」


そう言って教室を出て行った。


わたしはというと……


やっとさっきの言葉の意味を理解したばかり


「なんでーーーー」


気づけばそう叫んでいた。


先生が驚いてドアから顔を出した


「なんでって、お前がしゃべってるからだろ」


そう笑いながら言われた


最後に


「サボらねぇーとは思うけど、サボったら罰掃除ね♪」


そうにこやかに付け加えて、先生は去って行った。