コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 幸せの魔法!! ( No.7 )
- 日時: 2011/11/22 17:38
- 名前: 夏樹 りん ◆IP0D6MCWdg (ID: mP9fdSv/)
桜花、チェリー、人には色々あるのだよ…
_________________
第二話「この感情」春光視点
「……………(泣)」
どうも、ハルです。泣きたいです。
何故かって?
それは………
置いてかれたからからだよ!
え? 何処にって?
お化け屋敷(?)の中にだよ……
何故私がここに居るのかというと
〜回想中〜
「なんで、アタシらまで、肝試しを………泣きたい…」
「コワイヨコワイヨコワイヨコワイヨコワイヨコワイヨコワイヨ…」
「真奈、アンタの方が怖い。」
「ハハハ……」
上から順に、夏歌、真奈、優花、私の順です。
校長が、
「去年までは、二、三年生は参加しなかったけれど、
今年からは、キョーセイ的に参加してね☆」
校長がこう言ったとき、夏歌と真奈の顔が凄く…面白かったです。
「早く、ここからで…よ…う…ぇぇぇぇぇぇえええええええええええ」
「どうした…の…きゃぁぁぁぁぁぁああああああああああああああ」
ダダダダダダダダダダダダ
夏歌と真奈は、こう言って走り去っていった。
後ろを見ると、骸骨がいた。
「………ハッ! 夏歌ぁ真奈ぁ待ちなさい! 」
優花が夏歌と真奈を追いかける。
アレ?
私忘れられてるよね……?
骸骨は笑っていた…
「うあぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああ」
私は走った。ただただ走った。
気がつけば私は一人だった。
〜回想終了〜
「誰か、助けて〜」
明かりも少ししかない細い道。心細くて泣き出しそう。そんなとき、
「アレ?桜川さん?どうしてこんな所に?」
声がする方を見たら、去年一緒のクラスだったリク・グランキオ君がいた。
「リク…君? 」
「やっぱり桜川さんだった。
どうしたの?こんな所に一人でいて…」
私はリク君にこれまでの事を話した。
「それは、大変だったね…」
「うん…あのさ、なんでリク君はここに?」
「実は僕も…」
「そっか…同じだね」
「うん。同じだね…そうだ! 」
リク君が突然声を上げた。
「一緒に行こう! 二人なら色々安心だろ! 」
「うん…」
「じゃあ、いくぞー! 」
「えっ」
リク君は私の手を握って歩き始めた。
——何故だろう。こんなにも
胸が熱いのだろう
何故、こんなにも
ココロが暖かいのだろう
リク君と一緒だととても安心できる。
私はこの感情はなんなのか分からなかった——
気がつけば外だった。
辺りを見回せば夏歌達が居た。
「よかったね、夏歌たちが見つかって。」
——え?
今、夏歌って言った。
私は苗字で呼ばれているのに、どうして夏歌は呼び捨てなの?
どうして?
「桜川さん?」
名前を呼ばれて我に返った。
「ううん、なんでもないよ。ありがとう。」
そう言って手を離し、走り去る。
手を離したら手が、とても冷たくなった気がした。
「ハル〜。ゴメン…」
夏歌が私に謝る。
「別に大丈夫だよ!」
私は無理に笑顔を作って答えた。
「まぁ、四人揃ったし、クラス表見に行こう! 」
優花がそう言う。
四人で一緒に見に行く。
私はクラス表を見に行くとき、
夏歌と距離をとった。
何故だか、夏歌と一緒に居たくないと思ったんだ。
私は夏歌に嫉妬してるんだ。
リク君に呼び捨てで、名前を呼んでもらえてるから。
どうして、そんな理由で嫉妬してるんだろう。
私にはわけが分からなかった。
「……………アタシは………」