コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 軽音部って、なんだっけ?-戦隊なんて御免です- ( No.18 )
- 日時: 2011/09/28 20:13
- 名前: 由羽 (ID: Lay1j2X4)
- 参照: 早く十月三十日になんないかな!
——卯月—— 『シワスンジャーって、なんですか?』
と、言うわけで。
あ、どういうわけ?とか聞かないでね。前回の見てね。
現在、第二音楽室準備室前です。
ってか吹奏楽部は第一音楽室使ってるんでしょ? じゃあなんで第二音楽室も使われてるの!? あれか? パーカッション部とかそんなんある系なのか?
しかも、ドアにセロハンテープで貼ってある、「軽音楽部部室」と書いてある紙は、和紙。しかも毛筆で文字書いてあるし。
字が上手いのは認めるけど、なんで毛筆? 実は書道部? それとも三味線とか箏とか、日本の伝統ある楽器でできているバンド?
まあ、不安はあるけど、そしたら海南と一緒の部活に入ればいいだけだし。さあ、あけようあけよう。
記念すべし第一回目のドア開封を成し遂げようとしたとき、
横から手が伸びてきて——。
ガラガラっ。
開けた。
「……はあっ!? おいちょっと待てこのやろー。記念すべし一回目のドア開封としようと思ったのになんであんた先に開けるの!? ふざけんな!」
あたしが怒鳴った先にいたのは——。
「……如月 玲人っ!?」
「お前、一之瀬 睦月っ!?」
同時に叫んだ。
如月 玲人とは、あたしのクラスの学級委員。学校初日から女子から噂になってて、しかもあまり面識のないであろうクラスの人から、学級委員長に推薦されたという、何とも理想の男子をギュッと詰め込んだやつである。
でもあたしは苦手だ。なんか人の裏をかぎまわっていそうだし、本人も裏がありそう。
「……如月、軽音部入部希望……?」
「ああそうだが。……そっちは?」
「別に、あんたに言う筋合いないし」
そう言い返すと、如月の顔が真っ赤になった。
女子はだれでもやさしく言い返してくれると思うなよー。
ざまみー、と、言おうかと思ったとき、
「ようこそ、師走高校軽音学部へ!」
教室の奥から、声がかかった。