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Re: 軽音部って、なんだっけ?-戦隊なんて御免です- ( No.28 )
日時: 2011/10/03 19:33
名前: 由羽 (ID: Lay1j2X4)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=25271



——卯月——『シワスンジャーって、なんですか?』

「シワスンジャーなのだ!」

 ほこらげにそういう卯月先輩。
 シワスンジャー、と聞いて、あたしは全力で教室を出ようとする。
 だけど、その先に皐月先輩。

「皐月先輩ー! 常識人のあなたは、私を助けてくれますよねー!」

 涙目で言ったあたし。
 すると、皐月先輩があたしの襟首をつかみ——、

「逃がすかこんにゃろう!」

 え?

「弥生先輩捕まえましたー! はい、無理やり印」

 皐月先輩があたしの人差し指に、朱肉を押し付ける。
 そして——、取り出したのは、入部届。

「あきらめなさい。はい。入部」

 もはや戦意喪失。なるようになってください……。

「はい、如月君も印。印ー」

 無言の圧力。
 黒い笑みを浮かべて、如月に近寄る弥生先輩。

「わかりました……自分で印を押すので、怖い顔で近寄らないでください……」

 顔に縦線を浮かべた如月が、自分の意志で朱肉に親指を押し付ける。

 なるほど、これが上下関係か……。
 お、恐ろしい……。

「と、言うわけで。ようこそ、シワスンジャーへ!」

 シワスンジャーって言わないでくださいー!

「さて。睦月さん。早く、自分の衣装に着替えてきて。終わったら、バンド練習するから」

 そういわれて気合が入ったあたしは、結構扱いやすい人だと、自覚します。

  ——卯月——『シワスンジャーって、なんですか?』 完