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Re: 【4話更新♪】黒血フォルクロリカ 【オリキャラ募集中!】 ( No.121 )
日時: 2011/11/06 13:22
名前: あんず (ID: qManwW4a)


++ 5:人間界実習 そしてワープ!! ++


「皆さん手紙を読んだと思いましたけどもう一度説明しておきます。
 幻の妖刀《和三紋黒光》—
 それはとても恐ろしいもので、極端に殺傷能力が高く手にしたものに
 は莫大な力が与えられます。
 但しとても染まりやすく良い心の持ち主が使えば良いのですが悪い心
 を持った者が手にすると刀ごと悪い方向に引き摺られてしまう。
 世界の崩壊を恐れた学園長様は自身の力で《和三紋黒光》を人間界に
 封印したのです。」

へぇ....そんな歴史があったのか.....。

「しかし最近封じたはずの妖刀からとてつもない邪気が出ています。
 このままでは人間界が危ない。
 というわけで《和三紋黒光》に取り付いている怪しい邪気を
 怪しい邪気を葬るためにこうして討伐隊が作られたのでした。
 という訳で今から皆さんには人間界に行ってもらいます。」
「マジかよ」
「展開早くない!?」
「お静かにww
 まぁそういう訳で皆さんに人間界用の携帯電話をお渡しします。」

見た目は普通のスライド式である。

「横についている赤いボタンを押してみてください。」
「え〜」

ぽちっっ
ガシャコンガシャコン pppppppのう、mk、@@@〜〜



「お〜すごい!」

何ともう一段スライドが出てきた。
よく見ると三段目に付いてるボタンに何か書いてある。

「三段目には皆さん方の名前がついているボタンがあります
 緊急時にはボタンを長押しするとその人と会話できます。
 全員と話したいときはここのミ●キーマウス型のボタンを押して
 下さい。」
「???ミルキーマウス?」
「いいえ、ミ●キーマウスです」
「わかんねーよ!」

「後五分で出発します。今から各自の寮に戻って着替えなどの準...」
「嘘だろぉおおおおお!!!!」

後五分で出発っていうのを早く言って欲しかったなぁww



       +++++



「ふぅ...」

皆リュックを持って再び学園長室に集まった。

「準備は良いですか?
 もう後には引けませんよ....。」

するとのっそりと学園長が現れた。

「皆、こっちじゃ。」



学園長は小さな部屋に入っていく。
なんか怖いなぁ...

ふと横を見るとトンボが震える私の手をぎゅっと握っていてくれてた。
あれ?こんなにトンボの手って大きかったっけ?


部屋の中でも特にほこりを被っていた小さな本棚の前で立ち止まる。

「アーユーレディ?」
「そこは英語でいってくださいよ学園長。」
「仕方ないでしょ。作者は英語の成績は十段階評価中●だもん。」
「なるほどね。」

棚をずらした。
何も無い。

「な〜んだ、ナル●アみたいな展開になるのかと思ってたけど...」
「いいから黙ってろよww」

学園長は本と本の間から一つの鏡を取り出した。

呪文を唱える





「黒魔法第三番『空間移動』!!!!!!」






















       +++++




さっきまでは昼休みで
青空が輝いていたというのに。



冷たい空気。
電気の明かり。

夜の闇に浮かぶまん丸な月。




「ここは.....人間界.....!?」