コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 【5話更新♪】黒血フォルクロリカ 【オリキャラ募集中!】 ( No.122 )
- 日時: 2011/11/07 20:36
- 名前: あんず (ID: qManwW4a)
++ 6:寝床トラブル ++
さっきまでは昼休みで
青空が輝いていたというのに。
冷たい空気。
電気の明かり。
夜の闇に浮かぶまん丸な月。
「ここは.....人間界.....!?」
とか言ってる暇はあんまり無かった。
なぜ?
ここは
空中だからである
「「「「「「「「「ぎやぁあああああああ!!」」」」」」」」」
どし〜ん
「痛ったぁ...」
「エミィちゃん大丈夫!?」
「お、お前気安く触れてるんじゃねーよ!」
上を向くとフォル先輩がドヤ顔で叫んでいた
「ちゃんと用心深く衝撃緩和か飛行薬を使っておけばいいものを...」
「先輩〜、シャト先輩が気絶してま〜す」
「ここは私の出番だ♪」
私だって入学してからの間ずっと遊んでたわけじゃないんだよ!
ちゃんと治療科の授業も受けてたし!絶対治してやる!!
キュゥゥゥゥン....
「治ったの?」
「.....まだです。」
「遅くね?」
「チェス先輩は黙っててください!!」
新米で悪かったね!!
「こ〜やるんですよ〜」
「レナ先輩!」
一等華聖士・レナ=クロスティリィ先輩は治療科の授業でいつも
お世話になっている良い先輩である。
「もうちょっと薬をつけてから....
あと術者の体力も補わなくちゃだし後は私がやるよ」
「良いんですか!?ありがとうございます!」
少し疲れてきてたし丁度いいや。
ていうか一等華聖士の治療速度相当速いんだろうなぁ...
「いきますよ〜」
ごくりとつばを飲む
「白魔法第一番『力充波』!!」
ぼんやりと辺りが鈍く光って—
シャト先輩が目を開けた。
「ふぅ.....」
「レナ先輩すご〜い!」
「えへへ♪」
流石一等華聖士!
神業だ
しばらくするとカノン先輩が立ち上がった。
「そろそろ各自で寝床を探さなきゃじゃない?」
「ていうか、こんな大人数でホテルとかいっても怪しまれそうだよね」
「じゃあ二人組みくらいにグループ分けするか!」
「女と男にしようぜ!暴漢とかがいたりしたら怖いし...」
確かにライプチヒ聖誓園の制服はどうしようもないくらい
露出が多い。
「麗聖士軍団はまとめておいた方がいいと思う
一人でも欠けたら戦力が大幅ダウンだよ」
「じゃあ俺はユウちゃんと組んでホテルに泊まりまブぅッッ!?」
ユウ先輩の長い足がチェス先輩を仕留めていた。
「永眠しろ。」
「「そうだそうだ!アンタが喋るとなんでも
卑猥になっちゃうんだぞ!!」」
「ぐすっ....スミマシェン....」
バゴ〜ン
突然すんげぇ不機嫌そうな顔のフォル先輩が電柱を蹴り飛ばした。....殺気が凄い!
「わ〜爺ちゃんテレビが動かないよぅ!」
「やかましい!こっちはウォシュレットがとまっとるんじゃ!」
停電大発生.....。
「揉めるな!くじ引きでもしとけ!」
「.....ハイ!」
皆大人しくなりましたww