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Re: 【12話更新♪】黒血フォルクロリカ 【オリキャラ募集中!】 ( No.186 )
日時: 2011/12/04 20:33
名前: あんず (ID: YuKtYzVA)


++ 13:金髪。そしてヤンデレ!? ++


「...君は何しに来たの?」

私は膝をかがめて少女に訊ねた。
怖がらせちゃあまずいし何しろ居候だし...

「アナタはガイト君のなんなんですか?
 まさか彼女?...まぁ違うでしょうね。私より大分ルックスが劣r」
ぺちっっ
「な、何するんですか!」
「確かに君は美少女だけど他の人を馬鹿にするのは大変悪いことだ!」
「ん〜何だエミィ、話は付いたのか?」

突如現れたフォル先輩。
見つめる私と女の子。

「............負けました」
「良いの。気にしなくて。あの方は特別だから。」


「何だお前達????」


...フォル先輩のルックスは後光が差すレベルですからねww



「っんくしゅん!」
「ど、どうした?」
「ちょっとくしゃみが出ちゃって...」

少し寒そうだったので私たちは女の子を家の中に入れることにする。

「勝手に入れちゃって良いんですかね?」
「まぁ知り合い見たいだし...大丈夫だろう」

女の子は此処の家に何回も来たことがあるらしく真っ直ぐリビングへと向かっていった。

「お姉さん達、麦茶飲みます?」
「...えっ......勝手にいじって良い系?」
「良いの良いの♪家族同然なんだから私たちは!」
「そ、そうなのか!?」

どうやらアカネと女の子は仲がとても良いらしい。
その時、家の玄関の鍵が開く音がした。

ガチャガチャ
「ただいま!緑茶買ってきたよ〜♪...って......え....!?」
「う、やばっ」
「アカネどうかしたのか?」

「....」

「アカネ?」





「.............!!!!」
「「ひぃぃぃ!!」」

アカネは無言で靴を脱ぐと—

自分の部屋においてあった折りたたみ式金属椅子を
投げた。


ガチャ;、:¥@、k。『@『『『。。子j〜〜〜

すると女の子の方も無言で上着の中からなにやら金属っぽい板を
取り出して椅子を跳ね返す。
そしてその板を思いっきり投げた。

ひゅんひゅんと空を切る金属板。
しかしアカネはびびらずに自分の部屋のクローゼットを漁って—

「「塩酸取り出しちゃう系ですか!?」」
「へましてかぶるなよエミィ達。」

アカネが放ったガラス瓶は見事板に直撃する。
そんで凄く嫌な音。

「「シュワシュワいってるーーーーーーー!!」」
「塩酸だもの。金属くらい溶かすさ。」
「いや、普通に逮捕フラグですよそれ!」

聞く耳を持たない金髪ちゃんとアカネ。

「よし...最終手段だ!」
「何する気ですか!?」
「こらエミィ。敵陣にツッコんじゃだめだ。」
「...」

金髪ちゃんはなにやらごそごそと服の中を漁り—

「「ぷーらーちーなーーーーーー!!!!!」」
「.........))どやっ♪」
「どやっ♪じゃねーよ!それ普通に武器として保持しちゃ
 アウトだろ!」
「だからエミィ。敵陣にツッコミを入れちゃダメだといっただろう!」

そうこうしてる間に金髪ちゃんは謎の金属板を投げる。
今までとは段違いのスピード。殺傷能力もヤバイ。
っていうかその細い肩にどんな挙力が秘められているのかが最大の疑問点である。

「これでは避けられないでしょう」
「...それはどうかな!」
「「す、すごい!!」

アカネは迫り来る金属板を華麗に避ける。

「私はガイトを愛してるんだ!!心の底から!!!
 だからお前みたいな泥棒猫に取られちゃ我慢なんねーんだよ!!!
 お前みたいな女郎はな......
 殺す!潰す!擂り潰す!ピルピルピルピルピピルピーみたいに
 してやるから覚悟しとけよゴラァ!」
「「アカネ怖ッッ!!つうかヤンデレ!?」」


丁度その時だった。

「そろそろ着替え終わったろ〜」
「入るよエミィちゃん達〜」
「アカネいるのか?」
「おいエミぃ—



飛んできた金属板は
運悪く居合わせたトンボの

オデコに



突き刺さった。