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- Re: 【18話更新♪】黒血フォルクロリカ【オリキャラ募集中!】 ( No.281 )
- 日時: 2011/12/29 22:00
- 名前: あんず (ID: YuKtYzVA)
- 参照: 首絞め過ぎたwww
++ 19:金髪美少女のせいで学校に行くことになった ++
エミィたちがいる部屋のドアを開ける。
煙臭い。
どうやらもう結界は取り外されたようだ。
「どうしようエミィちゃんの身に何かあったら...」
「困ります。」
「....あのなぁお前........,」
俺様がエミィちゃんと同じところに泊まるのが普通ってモンなのに
何か無口無表情で無愛想な女とペアになっちまった...
「おいお前の名前って何だっけ?」
「ペアの名前くらい覚えておいて下さいね。斎藤麻奈です。」
「お前は必要最低限くらいの会話しかしないのな。
俺の名前知ってんのか?」
「常識でしょう。学園で一番人気のある男子生徒の弟なのですから。
嫌でも耳に入ってきますよ、リトラ=トリスティン。」
「..........トリスティンねぇ。」
トリスティン家は世界有数の貴族で父も祖父も白黒麗聖士騎士団に所属していた。母親の自慢は曽祖父が歴史の教科書に載っていること。
俺と兄貴はそんな家風の中で育てられた。
兄貴はそれを嫌がらずに背負ったその上で自分のやりたいことを貫いている。
俺にもそんなことができるだろうか。
いつもトリスティン家の名に恥じぬことを目的に生きていけるのだろうか。
俺はー
「何を考えてるんですか?」
「いや....」
「未来のことなんて考えてる暇はないんですよ、貴方には人を明るくさせられる
能力がある。それでいいじゃないですか。」
「......,,,そうだな!」
今の俺には瞑想してる暇なんてない。とにかくエミィちゃんを助けなきゃ。
後のことはそれからだ。
煙がだんだんと晴れてゆく
「!?」
横たわっている人間の口の中から金髪の女が飛び出ていて
聖剣士の先輩の首を絞めていたんだ。
◇◆
ふと目を開けると体の痛みがなくなっていた。
「そうだ......トンボは!?」
「ハクロ君なら今麻酔で寝ているわ。」
「へ?」
白い着物をきた女の人が私の目の前で微笑んでいる。
「初めまして、私は四季如月。文月がいつもお世話になってます。」
「ふ、文月先輩のお姉さん!?」
「正解♪大聖です。」
「あれ?文月先輩って聖剣士じゃ....」
「うふふ。私は飛び級要請を断ったからね、普通の年齢でいくとあの子はまだ
中聖なの。」
どうりでユウ先輩と親しそうに喋っていたわけだ。
「先輩の能力は?」
「私は氷雪と治癒。どっちかっていうと氷雪の方が強いの。
だから大部分の治療はレナ先輩にやってもらったのよ。」
「あ、ありがとうございます!....って聞いてない」
「なんでこいつ年下のくせに私より胸でかいのよ!キィィィ!!」
「「.............」」
明後日の方角を向いて一人で話すレナ先輩はとても恐ろしかったwww
「ところで文月先輩は?」
「あの子のことだからもう戦い終わってることでしょう。文はとても強いのよ」
「でしょうね...あ、そういえばアカネは!?」
「アカネってこの人間のこと?」
「誰?」
振りかえる。
そこには富蘭黒花を少し年上にしたような美少女が立っていた。
文月先輩の首を絞めながら。