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＋＋ 23：色々あって学校に潜入することになった ＋＋


まぁ題名にもあった通り、私とトンボと麗聖士の皆さんは学校に潜入することになった。他の先輩方はブレザーを来て校門外で待機である。
それにしても...

「先輩のこと呼び捨てになんてできませんよ...」
「楽勝だ。偽名だしwww」
「うーん...」

最初は普通に中1と中3の予定だったのに...。目的は『底闇の麗聖士』の捕獲ではなくガイトとアカネの護衛だから実力者を配置するのが適作。でも天然2人だとなんかヤバイから四人で行くって感じです。

「この門をくぐった時点から任務開始！私のことはリルカちゃんと呼べ！」
「.....あまりに昔の設定なので忘れてました」←詳しくは>>101を参照

これが偽名だ！バーン！
・奏野　エミ　　　エミリア＝フローレンスの人間に変身した姿
　　　　　　　　　西巻中の転校生
・羽黒　とんぼ　　ハクロ＝アルフォンスの人間に変身した姿
　　　　　　　　　名前がギャグっぽい
・鳥岡　真哉　　　シャストラ＝トリスティンの人間に変身した姿　　　　　
・狩沢　リルカ　　ドルチェ＝フォルクロリカの人間に変身した姿

「...........そういえば僕トリスティンだから鳥岡だったよね」
「僕なんて実在する昆虫ですよ」
「「はぁ......」」
「負けるなシャト！私が決めた名前に文句があるやつは手を上げろ！
排除だ！！」
「励ませよwww」

そんなこんなで変身して文字通り身長変えた先輩たちと変えなくても元々小さい私たちは、アカネたちの通う西巻中に転校することになった。


◇◆


あたしの名前は神崎アカネ。元気いっぱいの中学一年生！
最近気になる幼馴染の男の子の助手とかしちゃってるうちに本物の魔法使いに
遭遇しちゃいました！テヘ☆
なんていうのは嘘じゃない。全部真実だ。
ガイトの家に代々伝わる刀のせいで知らない女に半殺しにされかかったわけだし。護衛にくるって魔法使いの居候が言ってたけどホントなのかな...

「アカネおはよー！」
「ことちん！」

今声をかけてくれたのがあたしの親友の森咲ことみちゃん。彼女に会うと人間的生活って気がすごいする...。
あ、今向こうから走ってきたのが私の幼馴染、黒明ガイト。

「ガイトおはよー！」
「ちーっす」
「お前いっつも神崎と登校してるよな！...昨日の夜なにがあったんですかお兄さ
ん！」
「何もねーよ！いかがわしいなお前wwwマンション一緒なんだから
仕方ないだろ」

勿論、あの謎すぎる居候たちのことは秘密だ。
こうやってさりげなく庇ってくれる優しいところは今も昔も変わってないな〜

「ちょっとぉ男子！そんなこと言ったら黒歌ちゃん可哀想でしょ！」
「そうだよ！ガイトの彼女なんだから！」
「.....ち、ちがうよ。私が好きなだけで別に彼女なんかじゃ........」

ヒューヒューと口笛が起こる。
そりゃそうだ。あれだけしっかり好きって言ったんだから。こういうところが私が富蘭黒歌を嫌う理由だ。

「富蘭やるぅ〜」
「意外と度胸あるよなぁ...普通に胸も。」
「なにいってんだ、イギリスから来たんだから普通だろ！」
「っていうか可愛いよな〜ガイトずりぃ！」

真っ赤になってうつむく富蘭黒歌。今にも泣き出しそうに顔を歪める。
かけよるガイト。こんなやつに気なんて使わなくていいのに！

「あ......富蘭...........大丈夫？」
「うん....」

手を握りしめやがった。なに目ぇうるうるさせちゃってんだしwww

「私恥ずかしい.....ガイト君どこか行こう！」
「えっ...」

なに連れ去っちゃってんのぉぉぉ！妬む妬む嫉む嫉む怨む怨む恨む恨むwww...
藁人形を作り出そうとする前に先生が来てしまった。
後ろに生徒を連れて。

え？どういうこと？

「知らなかったの？今日転校生来るんだよ〜」

最近転校生多いな....。ていうかできれば男子が良い。これ以上ガイトにたかる
昆虫が増えたら困るもん。

.....................ってオイ！
あいつらだった＼(^o^)／


◇◆


「初めまして、奏野エミです！好きな食べ物はチョコレートです！」

自己紹介をする。ああっ....視線がいたい....(二名程の)
でも麗聖士軍団はもっとすごいから。美貌が。
いくら髪染めてカラコンしても美貌が目立ってるから！！


ふと視界に入った
艶やかな金髪。
.....間違いない。あの鋭い瞳こそ、
フラン＝クロニカル=フランカだ。