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＋＋ 24：学校！友達！！宣戦布告！！！ ＋＋


「どこから来たの？」
「ひ、東中から...」
「もう慣れた？」
「バカ！来たばっかじゃん」
「ごめんねエミちゃんうるさくて...」
「いや全然平気だよ〜」

私の周りにも人が群がる。
彼氏がいたり、男子に興味がなかったりする軍団だ。

ちなみに
フォル先輩→彼女のいない男子
シャト先輩→彼氏のいない女子
トンボ→彼女のいない男子！そう彼にモテたがる女子は残念ながらいなかった。

「初めまして。」
男子が集まるフォル先輩の席に突然富蘭黒歌が現れる。

「リルカちゃんだっけ...。ヨロシクね」

ニッコリと微笑む。
明らかにこれは宣戦布告だ。

狩野リルカは訝しげな瞳で彼女を見据えた。


○●


次の日学校に行くと学級新聞は噂で持ちきりだった。
勿論あのことである。

『超絶スクープ！学校一の美人転校生に元ナンバーワンが宣戦布告！』

いや...別にそんな美人対決じゃなくて
妖刀をめぐるバトルなんだけどなーなんてツッコミたいのは我慢する。

その時私は既に目立つようで目立たないような友人グループに所属することに成功していた。

「なんか...色々大変だね...」
「リルカちゃん転校早々不運だな〜」
「何しろ富蘭黒歌がライバルなんだもんね〜」

富蘭黒歌。色々と黒い噂があるらしい。

「どういうこと？黒歌ちゃん何かあったの？」
「うん、転校直後に黒明君に一目惚れしてそのときの
　ライバルにすごい嫌がらせしたんだよ〜」
「でも幼馴染のアカネちゃんだけはダメだったんだよ」
「へぇ〜」

人間の女子って意外と難しいな...

その時だった。
『号外！黒明ガイトをめぐる美少女三角関係！？
　富蘭黒歌今日告白か！？』


まずい。フラン＝クロニカル＝フランカが本格的に始動した。