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- Re: 【27話更新♪】黒血フォルクロリカ【キャラ絵うp2!】 ( No.356 )
- 日時: 2012/01/25 21:44
- 名前: あんず (ID: S86U/ykR)
- 参照: http://www.kakiko.info/oekaki_bbs/data/IMG_001196.jpg
++ 28:エミィが少し暴走したww ++
「初めまして、黒明ガイト君♪」
彼女はそういってガイトに手を伸ばす。
彼の首筋を這う白い手が徐々に広まりつつある薄闇の中で一つ際立っていた。
「君は和三紋黒光の在り処を知ってるんだよねェ?」
「...知らない」
「えぇ〜知ってるはずだよぉ!君のお友達の魔法使いに聞いたもんね〜」
「....」
黙りこくるガイト。
そう、それでいいのだ。相手が本格的に動き出すまで私たちは攻撃しちゃいけないんだ。
「ちゃっちゃと吐きなよぉ、痛い目見るよ。」
「.........知らない!」
「そう。」
瞬きもせずに、フランカはガイトを見つめる。
冷たい瞳だった。
「なら、死んで。」
いつの間にか練成されたクナイがガイトの頚動脈に触れる。
「トンボ!作戦通り行くよ!」
「うん!土魔法第七番『錬金』」
キィィンン...
金属同士がぶつかり合う甲高い音。
トンボの槍がクナイを叩き落したのだ
「っ......小聖ごときが生意気な...ってえ!?」
「小聖?何のことだい?」
「成人男子と戦うなんて聞いてないわよ...」
アカネがガッツポーズをする。
「良し!あたしの作戦最強!!」
〜20分前〜
「ふぅん。ややこしいのね魔法使いの世界って。」
強さの序列とかを説明するためにライプチヒ聖誓園についてから全部話してしまった。
信じるか信じないかは勿論アカネの自由なんだけれども。
「要するに僕らがしたいのはいかに戦わずして勝つかってことなんだ。
フランカは強い。それに対して僕らはまだ入学してからまだ少ししか
経っていないんだ。戦力に差がありすぎる。」
「戦わないでガイトを奪還かぁ....」
しばらく考え込んでいたアカネが不意に顔を上げる。
「トンボ君が変装すればいいのよ!」
〜〜〜〜〜
↓
体格差を見せ付けて戦う気力を削いじゃおう大作戦☆
トンボは黒いコートを着込みアイマスクを着用。
ズボンの中に竹馬を仕込んでバッチリだね!
作戦通りフランカは大きな背丈に息を呑んでいる。
チェス先輩から拝借した不気味すぎるシルクハットも良い雰囲気を出してて見てるこっちが嫌に鳴りそうだ。
「私の名は怪人X。そこの少年を奪いに来た。」
「「はぁっ!?」」
トンボの奴緊張しすぎて台本忘れてるな。
奪いに来たとかガチで別館方面じゃないか(トンボ×ガイト?)
トンボに攻めろとか無茶言うなって感じだよね...
鏡●姉弟がレンリンじゃなくてリンレンになるのと同じ理論だ。
まぁ「姉さん...もう俺我慢できない」的なのだったら
話しは変わるけd))以下自重ww
「どういうことよ....」
訝しそうにトンボを見つめるフランカ。
少し怪しくなってきた。