コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。オリキャラ募集!詳しくは本文へ ( No.63 )
- 日時: 2011/12/01 14:28
- 名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)
- 参照: 亀更新万歳!! ゴメンなさい
黒影寮で白雪姫
配役
白雪姫→銀
お妃様→白亜
狩人→羅
7人の小人→黒影寮のメンバー(空華除)
王子様→空華
魔法の鏡→白刃
ナレーション→山下愁
脚本→祠堂悠紀
昔むかし、あるところに、それはそれは綺麗な娘さんがおったそうな。
その娘さんの名前は白雪姫。銀色の髪が綺麗なとても心優しい娘さんじゃ。
「小鳥さん、おはようございます。今日も精いっぱい頑張りましょう!!」
何を頑張るのやら分からぬが、今日も白雪姫は小鳥や鹿達と話しておった。
そんな白雪姫を憎む相手は1人おる。
彼女の母親——お妃様じゃ。
「えーと……か、鏡よ鏡。この世で美しいのは誰じゃー」
大根並みの声で、お妃様は鏡に問いかけた。
すると、鏡は突然光りだし、綺麗な銀髪の少年が現れた。
「んー。今のところ、白雪姫じゃない?」
「……やっぱそうっスよー。私が神威さんに勝てる訳ないじゃないスかー」
「ちょ。おーい。白亜ちゃん? 台詞、台詞が違ってる!!」
ともかく、お妃様は白雪姫に対して憎しみを日に日に増すのであった。
そして、ついにその殺意が爆発し、お妃様はとある1人の狩人に白雪姫の暗殺を頼んだそうな。
その狩人とは、国1番の力を誇る、何でも分子レベルにまで崩壊できる力を有する『物質分解』を持つ狩人(これ狩人か?)、羅だった。
「んーと。狩人、羅よ。お前に白雪姫の暗殺を命じるー」
「……白雪姫って可愛いんですか? 男じゃないですよね? 男だったらそれはもう、見えない粒子レベルにまで分解してやるんですけど」
「えーとね、白雪姫はk「いいから行かせなさいよ」はいはい」
お妃様はとりあえず、可愛いか可愛くないかを問いかけてくる狩人を洗脳して白雪姫を暗殺させに行かせたそうな。
「ん? 誰ですかね。あの人」
白雪姫はやってきた狩人に気づいたそうな。
うつろな目でこちらを見てくる狩人にも、白雪姫は気持ち悪がったりせずに笑顔で挨拶をしたんだそうな。偉い子じゃ。
「こんにちは」
「……あなたは?」
「私は白雪姫です」
「し、白雪姫?」
うつろな目から狩人が目を覚め、白雪姫を見た瞬間、狩人は発狂したそうな。
何故なら、白雪姫は可愛かったからじゃ。
「っきゃー!! 可愛いんですけどー!! ちょ、え? 何? 襲っていいんですか!!」
「止めてくださいよ?! ら、羅さん! 暴走してます暴走!! やばいです鼻血が鼻血ー!!!」
狩人は、そんな白雪姫は殺せないからか、白雪姫を森に逃がしたそうな。
暗殺を頼まれていたので、狩人は仕方なく動物の肉をお妃様に持って行ったそうな。
「……さすがに白雪姫の肉を食べる気にはなれない」
「劇だから!! 話だから!! そんな事をしたら僕、本当に泣くよ? 泣いちゃってもいいの?!」
鏡とお妃様の言い合いは、夜まで続いたそうな。
次回に続く。