コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。企画・もしも彼らが○○だったら ( No.91 )
- 日時: 2011/12/20 18:00
- 名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)
- 参照: 誰得赤ずきんww
蓮華様>>
これがいわゆるハーレムと言う訳でww
逆ハーレムじゃなくて本格的なハーレムwwキャラは提供するんで誰かやってくれませんかお願いしますww
羅ちゃんも性転換その他も性転換と言う事で!!
もしも『高梨羅+黒影寮の住人(つかさ除)』が『性転換』したら!!
おはようございます。神威銀です。黒影寮の管理人を務めさせてもらっています。
いつも通りに私は朝ごはんを作っておりました——、が。
「「「「「う、うわぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああ!!!!」」」」」
全員が悲鳴を上げました。つかささんの声は聞こえませんでしたが。
何があったのでしょう、と私は顔を上げました。
食堂にダッシュで入ってきたのは、何と……女子になった黒影寮一同でした。つかささんは違いますが。
特に翔さん。女子が嫌いな為か大きな瞳が涙目になっています。
「あの、忌々しい女子に、何で……ッ!!」
「あっはっはっはー。銀ちゃん、どうしよー? これじゃ学校に行けないよー」
泣いている翔さんを放っておき、いつものように飄々とした話し口調で空華さんは言ってきます。母性の塊は、私より遥かに大きいです。
……私が泣きたくなりました。
皆さん、ナイスバディすぎます。
「シクシクシク……」
「どうして泣くの、銀ちゃん?!」
「私、負けました……。皆さん残酷すぎます……」
神様、どうかこの悪夢を終わらせてください。
その時です。インターフォンが鳴りました。
「お客様ですね。私行ってきます」
「ちょ、おい! ビッチ、ビィィィィイイイッッッッチッッッ!!」
後ろで翔さんの絶叫が聞こえましたが、私は鮮やかに無視しました。
ドアを開けますと、そこに立っていたのは——赤い髪の男の子でした。黒いパーカーに身を包み、フードをかぶっていますが、横からはみ出している赤い髪が目立ちます。
……敵襲?
「み、み、皆さん!! 敵、敵ぃ!!」
「しーっ! 銀ちゃん、あたしよあたし!」
声は低いですが、聞き覚えのある口調です。
私はフードの下を覗き込みました。黒い瞳が見えました。男子の顔をしていますが、間違いありません。
「ら、羅さん?!」
「やっほー。みんなのラウラウだよ〜☆」
羅さんはニッコリと笑ってフードを取りました。
***** ***** *****
とりあえず朝ごはんがまだでしたので、羅さんも招いての朝食タイムです。
うーん……。傍目から見ますと、
「羅さんでハーレムが起きてますね。軽く」
「あの忌々しいイケメンどもが可愛らしい女の子に変わってあたしはメッチャ幸せだよ! あ、でも嫁は銀ちゃんだけだから☆」
「誰が嫁ですか、誰が」
羅さんは白米を口に運びながら言います。普段は女の子なのにイケメンさんなのですが、この時だけは素直にイケメンさんだと認めましょう。何故なら男ですから。
一方で、女子に変わってしまった黒影寮はテンションが落ちまくっていました。空華さんと蒼空さんだけは平気ですが。
「女の子って辛いんだね……。歩くたびに胸が揺れて痛い」
昴さんは青い縦線を背後に出しつつ、ぼそりとつぶやきます。比較的に昴さんのは大きいです。
それを見た羅さん(元女の子)は、言いました。
「ブラはしないんだー?」
「ブラって……乳バンドの事?」
「言い方悪いな。まぁ、作者がアク禁にならないようにか」
下ネタが軽く入ってすみません。
「あはははは。昴はしない方なんだねー」
「うるせー、空華。男が女の下着なんか持つかよ!!」
「俺様は持ってるけど?」
……ナンデスト?
「ほら、忍びの仕事で男を魅了する際に女に化けたりするのよ。それで妹に実家から送ってもらったりしてる訳。OK?」
「あ、あぁ」
理解できました。
そういう真面目な理由がなければ私は空華さんを変態扱いしていたでしょう。
「ちょっと?!」
「それよりさぁ、銀ちゃん」
羅さんが途端に席を立ちあがりました。切れ長の瞳が私を見据えます。
な、何でしょうか?
「結婚までとは言わないからさぁ、せめて俺と付き合わない?」
「は、ハァ?! ちょ、でも羅さんは男の子で……。あの、その、」
「銀ちゃん、何をしどろもどろしてるんだよ。こいつは元々女なんだよ? 今は男だけど、いつかは戻るんだからね!! 別館行きになるよ!!」
蒼空さんが羅さんを指差して叫びました。
「んー、そこの元イケメンも可愛くなってるしなー。うわ、まさかのこれ美少女ハーレム?! なんていうギャルゲーですかこれーっ! まず最初は銀ちゃんから攻略してやるーっ!!」
「嫌ぁぁ?! だからっていきなり抱きついてこないでください心臓に悪いですーっ!!」
ものすごい力で抱きしめられていて、息が出来ません。
すると、羅さんの腕が緩みました。チャンスです、抜けだせます!!
「あのさぁ……」
不機嫌そうな悠紀さんが、羅さんを睨みつけています。
「翔に殺られるのと銀に嫌われるの、どっちがいいの?」
「銀ちゃんに嫌われるのは嫌ぁぁぁあ!! 頼むから嫌わないで?! ねぇ、ねぇ!」
「き、嫌いませんから! 抱きつかないでください痛いです腕に力が入りすぎで痛いですーっ!!」
今朝は本当に、大変でした。
オチってなぁに? 食べられるの?