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Re: クラシック伝説は本当にβオリ募!!! ( No.36 )
日時: 2011/10/20 14:57
名前: 唯菜 (ID: pzcqBRyu)

■□■□■βプロローグβ□■□■□■

——忘れ物を取りに、学校へ戻った子がいて、1階から2階をつなぐ階段を上がる途中、どこからか音楽が流れたの。その子は気味が悪くなって帰ろうとしたとき、廊下の壁にかかってる絵が光だして…——

「わっっ!」
「きゃー!!!!」
「梨沙、あんまり春のこといじめちゃだめだよ」
「いじめてないよーハハハ」
私の名前は風上春(かざかみ はる)、高校1年生です。
実はちょっぴり怖がりで……。その話がうそってわかってるけど…
「でさ、春。そのながれた音楽って何だかわかる?」
「え?わかんない」
「噂では、クラシックでさ。その音楽を聞いたら…」
「わ、わわわっ!!も、もういいよ」
「なに?本気にしちゃってるの?まだ春も子供だなー」
「子供じゃないよーー」
「はははははっ」


そのころ、寂しそうに外を見つめる女の子がいた。

窓を開くと、いつも見える、子供たちが遊んでいる光景。
私も…外に出たいな…
「お嬢様、夕食の支度ができました。」
「あ、うん。…今行く」
「どうなされましたか?お嬢様」
「なんで、私は外に行ってはいけないの?」
執事はしばらく黙り、こう言い放った。



「それは、『特別』だからです」