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１２話

「はいはい、すみませんでした。」

ここは屋上。今は昼休み。　先ほどのことで貴崎に殺されそうになったので俺は食堂で昼飯をおごって、今ここに来てるわけだ。

「え〜、どうしようかなぁ〜」
ペットボトルのお茶を飲みながら無邪気に笑う。
このひとが持つとただのペットボトルさえもお洒落に見えてくる。　

ってそんなナレーションはいらねぇよ！！


こいつ絶対心の中でゆるしてるだろ！！？？
笑ってるだろ！！？？


強引な彼女の彼氏ってつらいよな…　全国の彼女に知り惹かれてる男の皆様。こんど愚痴大会をぜひ…


「じゃあね〜」
あいつは相川らず笑ってる。













「キスしてくれたらゆるしてもいいよ？」











き


す。


いま　キスっていったよね。キス。キス。キスキスキスキス。







「えええええええええええええええええええええええ」
「ないないないないないないないないないないない！」

「なんで彼氏なのにそんな全否定するの！！？？いいじゃん誰もいないんだしぃ。」

「無理。」

いつのまにか５限目になりそうだったので俺はその場から逃走した。