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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 「わたしの彼氏になりなさい!」 ( No.7 )
- 日時: 2011/10/31 16:10
- 名前: 果奈 (ID: p9wmxHXU)
4話
だいたいどういう事だよ。 高校に入っても委員会があるのかよ。ここの学校は。
今は、朝のHR時間。 この時間を使って、委員会を決めている。
決めるのは
学級委員
図書委員
美化委員
放送委員
など、いたってシンプルな物ばかりだ。
ちなみに、俺のクラスの委員長はあの変わり者の花田っていう人と、
その人に指名された山田君という残念な人になった。
山田君ドンマイ。
しかし、さっきから美化委員が男女両方決まらない。
そりゃそうだ。 当番の人は朝練があるわけでもないのにゴミ出し行ったりとか校内清掃とかくそ面倒くさい仕事だからやるはずがない。
「おいおい、みんな他人にまかせっきりか? 困るな〜。今日中に決めなきゃいけないのに〜。」
先生が困ってなさそうに頭をかきながら何かを書いている。
それとは対照的に、学級委員の花田さんはチョークにひびが入るくらいイライラしてる。
あぁ〜。俺疲れたわー。
だるくて重い空気のHRが退屈になり、俺は思わず手を思いっきり伸ばした。
「花田さん、安宅さんが立候補するらしいでーす。」
ちょっ、手挙げてないし、けのびだしっ!! 夏弥の野郎何言いやがる。
しかし、その瞬間花田さんと先生の目がぱっと明るくなり、クラスの目が瞬間的に俺に集中する。
ここで断るって言ったらたぶんタックルされるだろう…面倒くさいがここは仕方なく
「おれやります。」
あぁ…俺の人生終わったわ……
俺のどんよりした空気とクラスメートの希望と期待(みんな…ラッキー俺らは楽できる〜♪って気持ちが丸見えだぞ。 おい。)
「先生、私も美化委員やります。」
えっ!!!!!!???????
クラス中が1人の女子に注目する。
ちなみに俺も。
そいつは
貴崎美和だった。
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