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Re: 僕はもう、2度と空は飛ばない 【参照100バンザイ!】 ( No.27 )
日時: 2011/11/13 10:12
名前: 魔人 (ID: TjNkg5uO)

「まだつかないの?」

3人は火山を登り始めていた。

2時間ほどは登っているが、全然頂上が見えない。

まるで、同じ場所を行ったり来たりしているかのように。

「魔術によって結界でも張ってるのか?」

「さっきの女の子、怪しかったし。」

そんな2人の会話をよそに、グリフォンは考え事をしていた。

(グレイネル・・・どこかに引っかかってるんだよなぁ。)

「ねえ、さっきからなんでそんなに深刻な顔してるの?」

「ふぇ?ああ、えっと・・・」

「言えよ。」

ショットとミールに迫られた。

「えっと・・・グレイネルって、どこかで聞いた事があるんだよ・・・どこだったかな?」

「え?じゃあ、見た事あったりするの?」

「いやないんだけどさ。聞いた事があるだけでさ。でも、よく分からないからいいや。」

「なんだよそれ。もっと気になるじゃねぇか。」

「それよりさ、ここ、5回くらい通ってない?」

確かにそうだった。

同じ風景が流れている。

「・・・不自然だな。」

ショットも、なにか勘付いたようだ。

「あれ?あそこにいるのって・・・」

グリフォンが指さした先には、1人の少女が立っていた。

「これ以上、私の火山を汚さないで!」

「「「・・・?」」」