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【久し振りに会った兄は…】 ( No.3 )
日時: 2011/12/27 13:48
名前: 狼鳶 ◆InzVIXj7Ds (ID: JiXa8bGk)

【久し振りに会った兄は…】


『お兄ちゃん! 凛(りん)ね、大きくなったらお兄ちゃんのお嫁さんになる!』
『ん?あはは、凛が俺のお嫁さんかぁ。嬉しいよ』


小さい頃、お兄ちゃんが家を出て行く前にそんな会話をしてたっけ。
懐かしいな〜。優しくて、妹が言うのもなんだけど カッコ良くて。
自慢のお兄ちゃんだったな〜。そんなお兄ちゃんが好きで、いつもくっ付いてたっけ。
お兄ちゃん、今何してるんだろ? 出て行った日から10年経ってて、
その時 私は6歳で、お兄ちゃんが13歳だったから…今は23歳かぁ。

昔の思い出に浸っていると、1階から母の声がした。


「凛ー! 今、彰良(あきら/兄)から電話があって、もう少ししたら帰ってくるって」


——— …ナイスタイミング。
久し振りにお兄ちゃんに会えるんだ…! 何だろ、緊張する(笑)


「あ、お帰りなさい。早かったのね」


玄関で母の声がした。その後に男の声聞こえた。


——— き、来た…! てか、早くない!? まだ心の準備が!!


心の準備がしてないながらも、私は急いで玄関へ向かった。
そこには……


「ただいまでござる。いやぁ、しかし久し振りの我が家は良いでござるなぁ。
  おっ、そこに居るのは凛殿ではないでござるか。大きくなったでござるな〜」


ロン毛、大きい眼鏡、チェックのシャツ、ぶかぶかのジーパンにシャツがIN……。


——— 初めて目の前の現実についていけなかったです。


久し振りに会った兄は…


オ  タ  ク  で  し  た  。







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【後書き】

やっとギャグっぽいのが書けた!
私には兄はいませんが、従兄弟になら兄が3人います。
その3人がオタクになっていてほしいと何度願った事か…!
今でも願ってますけどね(笑)
もう10年くらい会っていませんね。
あ、この小説と若干カブってますね(笑)
でも、この小説の凛はオタクなんて…。
という子です。昔の彰良が大好きだったんですよ。
なので相当ショックが大きかったんだと思いますね。
もうキライー!、みたいな(笑)
…あれ?どうしよう、続きそう…。

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