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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- 【思わず触れてしまいそうになった】 ( No.4 )
- 日時: 2011/12/24 15:21
- 名前: 狼鳶 ◆InzVIXj7Ds (ID: JiXa8bGk)
【思わず触れてしまいそうになった】
放課後、俺はセンコーに呼ばれて学校に残っていた。
外はもう夕日でオレンジ色に染まっている。
いつもは直ぐに帰るから、こんな時間まで学校に居たのは初めてだ。
「あ〜、くそだりぃな」
愚痴りながら俺は図書室の前を通った。
ふと図書室の中を見ると、そこに女子生徒が居た。
何も考えず、俺は図書室の中へ入っていった。
そこに居たのは クラスメイトの倉地(くらち)だった。
「って、寝てんじゃん」
倉地は書きかけのノートの上で寝ていた。
その寝顔がとても綺麗で、可愛くて…。
俺は無意識のうちに倉地の頬に触れようと手を伸ばしていた。
「ん…」
触れるか触れないかくらいで、倉地が身じろいだ。
俺は慌てて伸ばしていた手を引っ込めた。
暫く様子を窺っていたが、起きる気配は無かった。
俺はカバンを持って直ぐ様図書室を出た。
早歩きになるにつれて、早くなる鼓動。
「くそっ、何だってんだよ…」
顔が赤いのは 夕日の所為。
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【後書き】
青☆春!!
良いねぇ〜青いねぇ〜(笑)
“書きかけのノートの上で〜”のところですね、
本当にノートの上で寝ているのではないですよ!
机に伏せて寝ているんです。補足しておかないと
前者のように捉えてしまうかもしれないので(笑)
実際 書いていた私がなりました(笑)
そしてそして。タイトルを付けるのに悩みました。
“思わず触れて〜”or 最後の“顔が赤いのは〜”で。
今度は“顔が赤いのは〜”で一本書きたいと思います。
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