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第二章「病気」＃７
次の日。学校へ行くと……

「！　どうしたの?その頭」

瞳が私を見て驚く。
だって、今日の頭はぐちゃぐちゃ。

「後でトイレに行くから心配しないで」
「なんかあった?」

うーん。これって言って良いのか?
あ、友達のことにしとこう。

「あのさ……かくかくしかじかで……」

私はできるだけ詳しく話す。

「で、ため息が止まらないわけよ……」
「それさ、恋煩いって奴じゃない?」

瞳は意味の分からない言葉を発した。

「恋煩い??」
「あぁ、桜って恋愛とかしたことないでしょ?それ以前に興味ないでしょ？」

失礼だ。私だって乙女なんだぞ。一応。
でも、確かにしたこと無い。でも!興味が無いわけではない!!

「ていうか!恋煩いって?」
「うーん。簡単に言えば……病気!心の病。でも、それはいい病なのよ」
「いい病?病気なのに??」

もう、頭がこんがらがる。

「そう。誰もが通る道であり、誰もが経験しないといけない道。きっと桜はその道を通ろうとしているのよ」
「そっか……って!私じゃなくて、友達だから」

私は訂正した。そこを間違えられては困る。

「はいはい。桜ってホントにツンデレねぇ〜」
「最後、聞こえなかった。なんて?」

なんていったんだ?

「あぁ。知らぬが仏、よ。知らぬが仏」

はぁ?意味が分からん!!

もう、いいか。

でも、恋煩い……かぁ。考えたこと無かったかも。
恋、ねぇ……。

ホントに私って智歳のこと好きなんだ……？

＊　　　＊　　　＊

第二章長かった……。

うーむ。今後、どのようにつなげるか、悩みどころですな!!