コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: バカ執事!! ( No.7 )
日時: 2011/11/06 19:18
名前: 麻優 (ID: 3eop5mZb)

第一章「新入り」#2
今、七時三十分。
登校時間までまだ十分も残っている。

なぁにが「遅刻しますよ」だ!!
フンッ!

でも、私も「分かってる」っていってたしなぁ……。

「自己嫌悪?」

智歳が運転しながら言った。

ん?確かに自己嫌悪のような気もするけどなんか腑に落ちない。

「あぁ!アンタ、敬語!!」
「……普通俺らタメだし」

へぇ……って、タメ!?

「じゃあ、何で、く、車……」
「一条グループの執事します。っていったら免許くれた」
「はぁ!?」

続く

Re: バカ執事!! ( No.8 )
日時: 2011/11/06 19:26
名前: 麻優 (ID: 3eop5mZb)

「免許くれた」って……さては、パパなんか仕組んだな……。

「おっと、もう学校じゃん。あぁあ、面白くねぇの」

何が面白くて何が面白くないのか、こいつの基準が分からない。

「桜様、到着でございます」

っ……なにこのさっきと態度の違いは!!

ホントムカつく!!

Re: バカ執事!! ( No.9 )
日時: 2011/11/06 19:52
名前: 麻優 (ID: 3eop5mZb)

「じゃ、また後でな」
「は?」

後で?意味分からない。
だって、ここ女子高だよ!?

まさか、女装するとか?まっさかね〜いくら智歳でもそんなことはしないよねぇ〜。

「って、何で当たってんだよ私の妄想!」
「ん?どうしたの?一条さん」
「え?あ、いえ。何もありません……ちょっと見たことある顔だなぁ〜って……ハハ」

HR。本当に智歳は学校に来た。
女装はしてないけど……ボーイッシュな女って感じで。

女っていえば絶対みんな信じるだろう。

「でも、隣が少しでも顔見知りがいいわよねぇ。じゃ、一条さんの隣ね」

くっ、何で不運にも私の隣空席なんだ。
有り得ないだろ……。

「よ、よろしくね〜、智歳さん?」

名前は『叶野 智歳(かのう ちとせ)』と言うらしい。

「妄想って、アブねーぞ」
「オマエに心配される筋合いはない!!」

突然の新米執事。

こいつが現れたせいで私の人生は大きく変わりそう。