コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 初恋の唄 第1章 2話 ( No.3 )
- 日時: 2011/11/07 20:51
- 名前: 凛華 (ID: RcHXW11o)
2話 自己紹介って何言っていいかわからない
美羽と律は教室へ向かっている途中で
「キャー架翔君ってカッコいい」
「架翔君って王子様みたい」
女の子に囲まれている1人の男子がいた
「皆、可愛いねこれからよろしくな」
「あー言う男子ってなんかムカつくよね」
律は昔から
思った事を素直に言ってしまう子だ
それも毒舌
「確かに、見てていい感じはしないよね。でも、キャーキャー言うのが恋なのかな?」
「違う!断じて違う! さすがね美羽、まだ遠い初恋少女」
「何それ!? てか、あんなのに恋するんだったら、恋しないほうがマシじゃない ね?そう思わない?」
「はいはいそうですね(棒読み」
美羽は律が棒読みなのに気付かないまま、教室へ入った。
8時15分になり
学級活動が始まる
担任の先生は田村純玲と言うらしい
「皆、出席番号の早いほうから自己紹介して」
「7番 会田理央です。好きな教科は、英語 よろしく」
「キャー」
「こいつもかぁ」
こいつもさっきの奴と一緒だと思ったら
「理央君かっこいい」
「えっ」
恋なんて一生しなそうな律が今、かっこいいといった
こんな珍しいことはないので
熱でもあるんじゃないかと思った美羽
「りッ律?大丈夫熱でもあるんじゃない?」
「ないない、理央君って英語喋れるんだかっこいい」
「はぁ まったく……だから恋なんて」
美羽は昔からほかの人に弱みを握られるのが嫌いだった
恋をすると弱いところを見られると思っているのだ
「8番 椎名架翔 勉強があんまり得意じゃないから 皆、教えてね」
「キャーキャー」
「「(アイツ!!)」」
美羽と律の心の声が重なった
でも美羽は架翔の女子に向ける笑顔がなんだか
偽物の気がした
「16番 棚木律です。 好きな教科はまったくありません。よろしく」
「あははw おもしろーい」
律の自己紹介ウケてる
次は美羽の番だ何を言えばいいのか悩んでいると……