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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 初恋の唄 ( No.5 )
- 日時: 2011/12/24 18:44
- 名前: 凛華 (ID: meZEZ6R0)
3話 見てろよタラシ
「17番、谷川美羽です。好きな教科は国語です。嫌いなものは……恋と タラシ」
美羽はタラシの部分をやけに強調して架翔の方を向いて言った
教室がシーンとした
「……あははは」
急に架翔が笑いだした
「なっ何よ!」
急に笑い出したので内心っていうか全面的にビビっている美羽
「そんなに、怯えんなよ。」
だんだん架翔が美羽に近づいてくる……
それに伴って美羽の心臓も加速する
そして、美羽の耳元で
「俺は別にタラシじゃねぇよ。女ならだれでもいい」
「っ!!」
架翔はそう呟いて自分の席へ戻った
普段の美羽なら「はっ!!だからっタラシは嫌なのよっ!」っていい返していた。
でもそれができなかった
あまりにも架翔が切ない顔をしていたから
「ねぇ美羽!?どうしたの!?」
律が呼んでくれたおかげで、戻ってこれた
美羽は考え込むとそれに集中してしまい、周りが全く見えなくなる
美羽が黙って静かに席に着くと
自己紹介が再開された——
★予告★
「おーい美羽?」
「何?(呼び捨てかよ)」
あの自己紹介の後から無駄に話しかけてくる架翔
「あんたの笑顔偽物でしょ?」
あまりにも切ない笑顔を見せる架翔に美羽は遂に……
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