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アル「ただいまッー…」

お兄ちゃんの声。アル兄は週に一度しか帰ってこれない。
忙しいから寮で止まっているらしい。

ユノ『お帰りっ！』

アル兄は疲れ果てていた。
でも、私も前ではそんな弱いところを決して見せないのだ。

そこも好きだ。何でも出来るように見えるのに
もの凄い努力家。


アル「元気だった？」
ユノ『元気だった…ってアル兄が心配ッ！寝てないでしょ？』
アル「…まーね」

やっぱりか。

ユノ「明日は一応休みだよね？」
アル「うん。」
ユノ「芝居の練習も、歌の練習も駄目！寝てないと…」

そういうと、アル兄は『そうだな…』と言って部屋に入った。