コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: だから、コイをしようッ@恋@(短編集)◆恋バナ募集のお知らせ ( No.13 )
- 日時: 2011/11/19 00:29
- 名前: 初音カノン (ID: G5Z6Lx0v)
次の日。
ぼぅっと目が覚めて、TVを付ける。
「おはよう。」
「ッ…おはよっ」
今日はアル兄がいるんだった…。
休みだよね?
「ごめんッ!今日仕事入った…」
「えッ…うん」
元々予定無かったし…
だけどッアル兄と過ごせる大切な時間。
「分かった。行ってらっしゃい」
家に一人で居ても何だかつまらない。
今日が休日な事を恨む。
TVを付けると、コウさんが出ていた。
ー三条光(コウ)
アル兄のグループ一員。イケメン…。
「好きなタイプはッ?」
「ーーーっ好きな人がそのままタイプです。」
やっぱコウさん格好いい!
ーーーーーー
気が付くと時間は4時。ソファで寝ていた。
私の目に映ったのはあるニュース。
『青井美保と王子或亜、熱愛かッ?』
というニュース。
…!?
あくまでも?マーク有りだ。しかし……
頭が真っ白になり、もう何も入らない。
青井美保とは超美人な女優さんの事。
今日も2人で会ってたんじゃないか…。
そう考えると涙が溢れ、胸が締め付けられ張り裂けそうになった。
「ユノ…?」
後ろを向くとアル兄だった。
「うっ…う…」
泣きやみたくても泣きやまない自分の体。
不思議とアル兄を見るともっと涙が出た。
「ユノ…」
アル兄は私をそっと抱きしめた。って…え?
おかしくね?
「アル…兄…、青井美保とつき合ってるの?ね…熱愛してるの?」
そう聞くと、アル兄は始め不思議そうだったが、
自体が飲み込めて笑い始めた。
「ふ…はははッ。もしかしてそれで泣いてたの?」
「…うん。」
そう答えると嬉しそうに笑った。
「それはさ、俺の事好きとか?」
うッ…図星…。思わず私は下を向く。
そしたら、アル兄はもう一度抱きしめてくれた。
「嬉しい。嫉妬してくれて。俺も好きだよ。」
「えっ?青井美保は!?」
「それね、デマだよ…」
呆れている。
「もうすぐドラマするから、
色々打ち合わせしてる所を貴社に見られたんだな、多分。
青井には彼氏いるし。あ…これ内緒。」
そう言うと、アル兄はにやっと笑った。