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Re: だから、コイをしようッ@恋@(短編集)◆ ( No.37 )
日時: 2011/11/21 00:40
名前: 初音カノン☆ (ID: G5Z6Lx0v)

「ミホ、お疲れ様。」


実は…わたくし女優で有りながら彼氏が居る。因みにさっきのは彼氏に会う予定だったんだ…。未来ちゃん、ゴメンなさい(泣)
外デート出来ないのが辛い……。でも長いこと居れない分、一緒に居るのが倍幸せに感じる。

それも実は、私が高校の時の後輩……だったりします。年下ッッて何か嫌って思う人多いみたいなんだけどッ(っていうか私もそう思ってたし)偏見っていうか…何だろうね?本当。


因みに彼の名前は阿部冬馬(トウマ)。後輩って言いつつ、冬馬はまだ高校3年。2年上の私です。でも冬馬の方が背が高い

「…ミホの香り、吸収〜〜!これであと1週間もつわ。」
「って……次またドラマやるから、当分会えな…」

(ぎゅッッ!!)

急に抱きしめられ、驚きますわ。…やっぱ、会えないのは寂しいよね…。
こうやってばれないようにつき合うのって本当に大変。プローデューサーさんにも、バレたら別れて貰うとか言われてるし…

「ゴメンね…」
「いーよ…」

沈黙のままただ体を抱き寄せるだけでも、心で会話している、そんな気がした。



「………でも。」
「でも?」
「ドラマ中も時間作れる時、作る…」

ドラマは忙しいけど、冬馬とは会いたい。彼と会うと、日頃のストレスとかそんなのが吹き飛んでいく気がするのだ。そう言うと、冬馬は呆れたように言った。

「ミホは、頑張り屋過ぎて、無理するから当分我慢する。」
「う……分かった。」




その日、冬馬は家に泊まった。