コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

運命☆改革 ( No.11 )
日時: 2012/05/20 08:48
名前: みお (ID: VEcYwvKo)


未来———!??
え,え,…は??
待って〜紅音の頭じゃ理解できない☆

「紅音殿,あなた混乱してますよ」
知ってますけど。
タイムスリップって事から意味分かんねぇのに,着物姿で,クレナイさんから「未来から来ましたわ,どうぞよろしく」なんて言われても…。

吼弼とやらが,俺を見据える。
「簡単に言うと,未来ではどんどん技術が発達しました。それと並行して世も荒れてきたのです………分かったか馬鹿(←小声)」

あぁ゛!?!?
分かったか馬鹿だと——!!?

「吼弼」
「あぁ!!聞こえてました??聞こえてました??私としたことが,つい若かりし頃の紅音殿に…っ!!!お分かりください,姫,この吼弼,紅音殿に嫉妬したのでございます。しかし私は,紅音殿と姫の仲睦まじいお姿を支える立場,いくら姫の事を愛し—「で??」

吼弼ってのはよく吠えるぜ,まったく。
小説的表現をうまく利用しやがって,一応小声って書いてあるけど,実際,結構でかかったしな。

「…で,世が荒れてきたのです」
「そこ言った」
「……で,昔の日本の発展は目覚ましかったと世間が騒ぐものですから,それならば,一からやり直そうという訳で,こういう姿なのでございます」

そんな…。
うん?待てよ。
さっき,吼弼のやつ,「紅音どのと姫の仲睦まじいお姿」って言わなかったか!?!?

「未来の俺は一体…」
「それは,あたくしから説明いたしますわ。まぁ,紅音殿は,いわゆる,あたくしの夫でございますの」

待って,聞かなきゃよかったこの話。