コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

運命☆改革 ( No.30 )
日時: 2012/06/24 23:10
名前: みお (ID: VEcYwvKo)

「まず時の番人を呼び出すには…————————番人は契約条件…————————未来は今…————————です」

つまり,吼弼の話はこうだった。



・時の番人は12体いる

・子,丑,寅,卯,辰,巳,午,未,申,酉,戌,亥,の刻を一体で2時間ずつ支配している

・番人を呼び出すには俺のじじぃが持っている(らしい)『時書』を使って呼び出す

・時の番人と契約すると,その番人が支配している刻の未来が解放される

・未来が解放されるとは…時の番人に支配されていると『運命』が決められている。契約を結ぶと運命が解除され,自由になる




…これでもよくわからないが,とりあえず,俺が紅の姫(亜華羽)と結婚するという運命を変えるには時の番人と契約を結ばないといけないんだな?

「もう吼弼,疲れました…」
「お疲れお疲れ」

これだけ分かれば十分だ。

問題は…時書がどこにあるか。
じじぃに聞いてみるか。



「おーい…じじ…」
ガラッ————。
座敷に侵入する。

…。
仏壇————。

「聞くのは…無理か…」

じじぃは居ないじゃないか。
俺,けっこうショックから立ち直ったんだと思ったんだけどな?
じじぃがまだ生きてるって錯覚してしまったぜ。


「はぁ——…」

『時書』が見つからないと,「運命☆改革」ができない。
俺は座敷から出る……筈だった。



「紅音」
しわしわのハスキーボイスが聞こえた。