コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

運命☆改革 ( No.32 )
日時: 2012/06/30 19:33
名前: みお (ID: VEcYwvKo)

「じじっ…!」
振り返るも,誰も居ない。

何だ今のは。
幻聴?
とうとう俺の頭もおかしくなったか!?

「成長せんの,紅音。相変わらずおバカじゃ。わしは死んだんじゃぞ?魂だけが残っておるようじゃ」

「そんな事…っていうか,じじぃ!!!時書はどこだ!時書は!」
「おぉ,紅音も運命☆改革をするようになったか。時書はな…その中にある」
「その中ってどこだよ!!」

まったく,年をとっている程,これ,それ,あれが多い。

「引出しの中。あ…そうじゃ,それそれ。その古い学級日誌みたいなのが時書じゃ」

時書…。
これが,運命☆改革をするために…これがあれば…。

ぱらぱらとページをめくってみると,すべて白紙に見えた。

「え!?」

慌てて1ページ目を見ると,筆で書いたような文字があった。


『  ネノコクヲ  ソウスルモノハ  オモテヲ  ユガメズ  』



は?

「じじぃ,これどういう事だよ?」

じじぃからの返事はなかった。
自分で考えろってか。

俺は座敷から出て吼弼のもとへ向かった。